短歌サロンを初めて開きました
素晴らしいお天気に恵まれて、本日、短歌サロンの第一回を開催しました。
テーマは「青葉若葉のうた」です。
まず、ご参加の皆さまをお迎えするにあたって
会場の和室には事前に初夏にふさわしいお香を焚きました。
そして、与謝野晶子の詩「五月礼賛」を朗読しました。
さあ、いよいよ短歌を味わいながら学んでいきます。
名歌や いま話題になっている短歌を紹介する前半では
柳原白蓮の爽やかな一首や、今年発行されたばかりの歌集からも
佐藤通雅さんの一首を取り上げました。
取りあげた八首を鑑賞しながら、表現のポイントをお話しします。
それを聴いていただきながら呈茶をいたしました。
回ごとにさまざまなお茶とお菓子をお出しするが、このサロンの特色です。
本日は日本のお抹茶と菓子(季節に合わせた蓬と小豆の和菓子)、
そしてさっぱりした味わいの韓国のトラジ茶です。
日本の茶の湯(お抹茶とお煎茶)、そして韓国の茶礼の両方をたしなむ、
私の心強い味方が、素敵な茶器で点ててくれました❤
茶道のお作法は気にせず、カジュアルにお茶をいただきながら
ご参加のかたがたからは作歌の際の基本的なご質問や
お悩みなども出たので、そこからもお話を広げていきました。
後半は事前に提出していただいた詠草(ご参加の皆さんの自作短歌)について
歌会スタイルで話し合います。
最後は私から講評と(ご希望のかたに)添削をいたしました。
この短歌サロンは事前に詠草二首以内を提出していただいていますが
提出無しでの参加もOKとしています。
本日はおひとかたが詠草提出無しでのご参加。
楽しんでいただけたようで、良かったです。
次回は七月の開催を予定しています。
最後に、きょうご紹介したうたの中から白蓮さんの一首を。
衣かへかろきひとへの肌さわり若葉の匂ひ身にこそばゆき
柳原白蓮 『紫の梅』より