鹿展(しかてん)と短歌ミュージック
さかえ屋本店ギャラリーで6月4日まで開催された「鹿展」に足を運びました。
そもそものはじまりは嘉麻市在住のクリエイター、熊本伴(くまもと・ともな)さんの
「博多のしか」というキャラクター。
「なつかしか」「ぎょうらしか」「うつくしか」・・・。
「~しか」と形容詞の語尾につける博多弁にかけて
200種類以上のキャラクターを考案し、ラインスタンプとして販売されています。
そこにとどまらず、
鹿たちのガイドブックをつくったり
「なつかしか」(「木枯らし紋次郎」(なつかしい(><)!)の格好をした鹿)
の着ぐるみを作って安芸の宮島でデモンストレーションを敢行したり、と
「しか派遣業」(byともなさん)の活動の幅は広がるばかり。
楽しそうに活動するともなさんに賛同した筑豊のアーティスト達が
鹿をテーマに開いた展覧会なのです。
陶芸家のかたの 鹿の角をかたどったブローチ、
鉛筆画家のかたの 小鹿の顔を描いた絵 などなど。
ともなさんを含めて10人のかたがたの作品を観て、
これは短歌でいうと題詠だな、と思いました。
与えられた題を自分の感性と方法でいかに表現するかということ。
短歌と言えば、ともなさんこそ、短歌ミュージックの発案者です。
去年、私の短歌十首に曲をつけて初音ミク(ボーカロイド)に歌わせると聞いた時は
びっくりもしましたけど、おもしろそう、とワクワクもしました。
それは「短歌ミュージッー百年の祭祀よりー」としてYou tubeにアップされ、
ちょうど1年前には女性ボーカルによってライブでも歌われました。
「嘉麻のおくら短歌同好会」の創立メンバーであり、
私が講師をつとめている同会短歌講座に参加なさっているともなさん。
彼の詠む短歌にも注目です。