エッセイ「白い髪飾り」
それぞれの家庭にそれぞれのしつけがあります。
私が子どもの頃から母に戒められてきたことのひとつは
髪に白いものをつけないこと。
晴れ着の際の髪飾りだけでなく、
ふだん使うヘアピンなどの髪留めやリボンにいたるまで、
白いものは禁じられていました。
十代の頃は白いリボンをつけたい時期もあったのですが
母は理由も告げず、ただダメの一点張りなのです。
そのことに内心反発しつつも
言いつけは守ってきました。
子どもの頃に繰り返し言われたことって
心身の奥深くまで入りこむものですね。
おとなになって独立して母の目が届かなくなっても
白い髪飾りをつけるのには躊躇してしまいます。
いったい母はなぜ白い髪飾りを許さなかったのか。
福岡韓国教育院ニュースレター最新号(57号)の連載エッセイに
そのことを書きました。
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