海を知らぬ少女
- momosaran
- 2017年7月30日
- 読了時間: 2分
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり
寺山修司
私も「海を知らぬ少女」でした。
福岡県の筑豊盆地に生まれ育った私が初めて海水浴をしたのは12歳の時。
記憶をさかのぼれば、まだ小学校に上がる前に父の友人の招待で
家族とともに若戸大橋を見に行ったことがあります。
若戸大橋は北九市の若松と戸畑の間の洞海湾入り口にかかる大吊橋です。
吊り橋部分の長さは680m、高さは中央で満潮面から42mあります。
今ではすっかり生活にとけこんでいますが
完成当時、これほど大きな橋は日本には他になく、東洋一であったそうで
開通時のセレモニーだけでなく
翌年には開通1周年を記念した「若戸大橋みなと祭」も開催されたそうですから
当時は大きな注目を集めていたはずで、
父の友人からの招待もこの頃だったと思われます。
海に架かっている橋ですからこの時私は海を見たはずですが
海と橋の記憶はなく、覚えているのは立派な中華料理店で食事をしたことだけ。
調べてみたら、若戸大橋の開通は
小学校に上がる前どころか、まだ赤ちゃんの頃です。
開通から数年して訪れたとしても、私の最も古い記憶の一つです。
海も大橋も覚えていないこともむべなるかな。
それでも中華料理店のことは覚えているのですから食いしん坊というべきか。・・・
海のない筑豊は梅雨明けの7月20日から35度前後の暑さが続いています。
さらに今後1週間の予想でも同じような気温が並んでいます。
今年は全国的に猛暑のようですね。
このブログをお読みくださっている皆さま、
どうかおからだ大切に。
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