紅茶の幸せ
朝食の時間に紅茶をいただく習慣は23年前からです。
去年からはそれがお白湯に変わりましたが
それまでは毎朝食卓にティーカップがありました。
平日は慌ただしいのでティーバッグを使って。
休日にはティーポットで茶葉から淹れていました。
お湯の温度とか、どんなお水が会うのかとか、茶葉のジャンピングとか。
おいしい入れ方を調べて、そのつど試しながら。
ジャンピングというのは茶葉を入れたポットにお湯を注いだ時に
茶葉が浮いたり沈んだりポットの中で上下に動くことです。
よくジャンピングさせるとおいしくいただけるのです。
アールグレイなどはストレートで楽しみますし
果物をポットの中の紅茶に入れるフルーツフレーバーティーも試しましたが
一番好きなのはミルクティーなので
牛乳の温度や紅茶の前に入れるか後に入れるかもマイルールがあります。
平日の朝はティーバッグを使っていたと書きましたが
ある時期、2014年の晩秋からしばらくは
当時は博多まで通勤していたにも関わらず平日も茶葉から淹れていました。
それまでよりさらに少し早めに起きて、丁寧にお湯を沸かして
ガラスのポットの中で舞うように浮いたり沈んだりするのをみつめていると
なぜだか心が落ち着きました。
見てるのが朝の幸せゆるやかに紅茶の茶葉がジャンピングする
キム・英子・ヨンジャ 「かりん」2015年2月号