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「よみがえれ!鴻臚館ー行き交う人々と唐物ー」展


今月7日より福岡市博物館で鴻臚館の発見100年記念特別展が開催中です。

また、今年は1987年の発掘調査開始から30年にあたります。

鴻臚館(こうろかん)は現代でいうと迎賓館のような施設です。

今の福岡市にあり、古くは筑紫館(つくしのむろつみ)と呼ばれていました。

新羅など海外の使節や海商と呼ばれた商人たちのもてなしと宿泊の場所です。

それだけでなく、遣新羅使や遣唐使、入唐僧もこちらから旅立ちました。

9日の古代衣装ファッションショーを見られなかったのは残念だったけれど

展示品の数が多く、見ごたえがありました。

たっぷり2時間かけて観てまわったのですが

それでも少し端折ったところもあるのです。

展示品で特に印象に残ったのは、百済由来の硯と、

鴻臚館で使われた金属製の箸と匙。

(現代も韓国で使われているスッカラ(匙)とティッカラ(箸)にそっくり🍴)

そして、当時の鴻臚館のトイレの説明です(=^∸^=)

それに、発掘調査では動物の骨を焼いて細かく砕いたものが出てきたのだとか。

海外から来た人々にイノシシなどの肉食を饗して、

その後それらの骨などを焼いて処分したものだそうです。

トイレにしろ、動物の骨にしろ、海外の大事なお客様が滞在する場所なので

衛生面に気を使ったということなのでしょうね。

展覧会は10月22日(日)まで。

古代衣装ファッションショーは終わってしまいましたが

今後も17日の講演会や18日の雅楽コンサート、

10月1日のシンポジウムなどが予定されています。


 
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