「陶房雑話~ゆかりの地南原より~」
- momosaran
- 2018年7月20日
- 読了時間: 2分
薩摩焼15代沈壽官さんのお話をうかがう機会がありました。
以前、大丸福岡天神店で15代が展覧会を開かれた際に一度ご挨拶をして
蝶の絵柄の菊型皿を数枚購入したことがありますが
こうしたセミナーでお話をうかがうのは初めてです。
「陶房雑話~ゆかりの地南原より~」と題して
・420年前に豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、島津軍に連行されてきた先祖
・日韓のやきものや文化に対する考え方の歴史的な違い
・薩摩藩の陶工たちの遇し方とその理由
・韓国でのキムチ甕づくりの日々
などについて語られました。
南原は韓国・全羅北道の地名で、現在は南原市となっています。
沈壽官家のご先祖が住んでいた地だそうです。
伝統の家を継ぐとはどのようなことか。
15代のお言葉に深い深いものを感じました。
この日の飯塚の気温は35度。
セミナーがおこなわれた博多の最高気温は33度でしたが
その数値以上に暑く感じました。
会場には大勢の来場者があふれんばかりで
そのためにクーラーがききにくくなったのだそうです。
15代がおっしゃるには
九州・山口ほど多様なやきものが密集しているところは世界にないそうです。
やきものを自分たちの住んでいるところの文化として
改めて見直せたような気がします。
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