藤袴は
- momosaran
- 2018年11月27日
- 読了時間: 2分
25日に嘉麻市の稲築地区公民館で開催された
第2回嘉麻のおくら短歌コンクール表彰式。
表彰式と受賞者の記念撮影が終わった後
近くの稲築公園に移動して
藤袴の苗の植栽をおこないました。
こちらの公園は小高い丘となっていて
この季節は紅葉がきれいです。
稲築地区は山上憶良ゆかりの地ということで
その歌碑の建っているところが何カ所もあります。
稲築公園もそのうちのひとつです。
藤袴の苗はその歌碑のまわりに
受賞した子どもたちや関係者が植えました。
私も、最後に残ったひとつを植えさせていただきました。
アサギマダラという美しい蝶は旅をする蝶として有名です。
2,000キロほどを移動すると言われています。
その蝶は旅の途中で藤袴の花のある場所に寄るそうなのです。
それで、アサギマダラを呼ぼうと公園などに藤袴を植えたら
実際に来るようになったまちがあります。
昨年は表彰式後のの藤袴植栽行事は雨のため中止になりましたが
コンクールを主宰している「嘉麻のおくら短歌同好会」会員のかたが
アサギマダラが来ないものかとご自宅の庭にも植えてみたところ
この秋にやってきてくれたそうです。
おととい歌碑のまわりに子どもたちといっしょに植えた藤袴に
アサギマダラが来てくれるようになったら嬉しいですね。
藤袴といえば
山上憶良が秋の花七種に数えて詠んだうた(五七七五七七の旋頭歌)が
万葉集にありますね。
藤袴は秋の花として憶良が讃えた花なのです。
萩の花 尾花葛花 なでしこの花 また藤袴 朝貌の花
山上憶良 (万葉集 巻八-1538)
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