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「文芸福岡」第7号

  • momosaran
  • 2019年4月20日
  • 読了時間: 1分

「文芸福岡」は福岡文化連盟の総合文芸誌です。

福岡文化連盟は会員の活動分野ごとに第一部会から第十部会まであります。

このうち私は第七部会(文芸)に所属しています。

本日発行の「文芸福岡」第7号には

第七部会の会員の詩・短歌・俳句・五行歌・エッセイ・評論が掲載されています。

こちらに私も寄稿しました。

短歌は、各自十首。

昨年一年間に発表したものから十首を、と聞きましたが

新作を寄せたかたもいらっしゃるかもしれません。

12人の歌人の作品が載っています。

中には、今年3月に逝去された小島恒久さんや

早春に大阪に転居なさった染野太朗さんの十首も。

幾首かご紹介いたします。

封鎖されし学館の窓に襁褓(むつき)干す女子学生ゐき今いかに生く

(小島恒久 「雑詠抄」より)

褒めるのとおだてるのでは違うなう、さうだなう、亀も頷きにけり

(桜川冴子 「人の含羞ほどの」より)

なほぼくに傷つきたいといふおもひあればきざらぎあかるい朝(あした)

(染野太朗 「またね」より)

働き続けることは食べ続けることだ胸に小さな冷蔵庫置く

(竹中優子 「恋」より)

僕は君のことが心配でたまらないカフェで私にそう言うペッパー

(キム・英子・ヨンジャ 「もみを抱きて」より)


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