遊園地のうた
今月のおくら短歌講座(嘉麻のおくら短歌同好会)のテーマは
「遊園地のうた」でした。
4月下旬ということでゴールデンウイークにちなんで決めました。
遊園地にはいろいろな乗り物がありますが
それらを詠んだうたでおそらく最も有名なのは
栗木京子さんの観覧車のうたでしょうね。
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)
観覧車のうたというより、
恋のうた、青春のうたとして代表的な作品です。
今回はこのうたの他に観覧車を詠ったものと
それからメリーゴーランドのうたを取り上げました。
メンバーのみなさんが提出する詠草(自作短歌)のテーマは自由です。
ふだんはその回のテーマに沿ったものと自由詠が混じっていて
どちらかというと
その回のテーマを詠んだものが多いのですが
今回は「遊園地」というテーマのせいかどうか、
全員が自由詠でした。
初めてのことです。
それが、みなさんの個性が出ていて
全体的に良いうたが多かったんです。
おくら短歌講座のみなさんには自由詠が合っているのかもしれません♪
では最後に、
今回ご紹介した遊園地のうたからもう一首ご紹介いたします。
違ふ世にあらば覇王となるはずの彼と僕とが観覧車にゐる
黒瀬珂瀾