林檎忌
- momosaran
- 2019年5月29日
- 読了時間: 2分
きのう、「かりん」の高尾文子さんの次のうたをノートに書き写しました。
白桜忌 桜桃忌 林檎忌 うつくしい忌日ののちに来る原爆忌
白桜忌は与謝野晶子の忌日。
「晶子忌」とも言い、晩年の晶子が白いソメイヨシノの花を好んだことや
最後の歌集『白櫻集』にちなんで名づけられました。
桜桃忌は太宰治の忌日ですね。
太宰治は1948年6月13日に山崎富栄とともに玉川上水に入水します。
遺体のあがった6月19日が忌日となっていますが
この日は太宰治の誕生日でもあります。
晩年の小説「桜桃」から名づけられています。
この二つの忌日については知っていたのですが
林檎忌については知らなかったのです。
調べてみました。
美空ひばりさんの忌日なのですね。
代表曲の一つ「リンゴ追分」にちなんでいるそうです。
林檎忌は6月24日でした。
そこで、ハッと気づいたんですけど、
高尾文子さんの上の一首を書き写したきのうは5月28日。
白桜忌は5月29日(本日)。
そして、5月29日(本日)は美空ひばりさんの誕生日でもあるんです。
短歌をやっていると偶然によく出会うとつねづね感じていて
そのことはこのブログでも触れましたし
「俳句界」に連載中のエッセイにも
「偶然ノート」というタイトルで執筆しました。
きのうも、そんな短歌の偶然に出会いました。
ささやかな偶然ですけれど
よく起こるし、こうして重なることもあるので
不思議なものを感じます。
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