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現代歌人集会会報50号


現代歌人集会へは

私の歌集『百年の祭祀(チェサ)』(2012年)を

その年の現代歌人集会賞の候補作としてくださったことを機に入会しました。

このたびの会報(50号)は「特集・前川佐美雄と塚本邦雄」。

6月23日(日)に鳥取市にておこなわれる春季大会は

テーマが「前川佐美雄と塚本~鳥取から始まった~」となっています。

そして

平成30年度現代歌人集会賞(山下翔『温泉』)について

山下翔さんの自選十首と

受賞のことば、

選考経過報告(執筆:大辻隆弘さん)が掲載されています。

いずれも興味深く拝読しました。

こちらの賞と福岡市文学賞、現代歌人協会賞をトリプル受賞した山下翔さんは

福岡市在住。

20代の歌人です。

一週間ほど前、読売新聞(西部本社版)でも大きく取り上げられましたね。

現代歌人集会会報50号に載っている『温泉』自選十首から

数首ご紹介いたします。

 草食んでぢつとしている夜の猫とほいなあ いろんなところが遠い

 逃げることがほとんど生きることなりき落ちて形のきれいな椿

 わが打ちしピンポン玉とほく弾みゆきかへつてこない母からの玉


 
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