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涼しげ(^∸^)すずのお香立て


ひさしぶりにお香立てを買いました。

ひさしぶりということばでは足りないくらいほんとうに間隔が空いていて

よく覚えていないけれど、すくなくとも10年は経っています。

お香に関心を持って、初めて買ったのは香炉。

三足の蓋付きのもので、染め付けのやきものです。

福岡市の筥崎宮での骨董市で買い求めました。

いっしょにでかけた子どもが6歳ぐらいだったから

ずいぶん昔ですね。

中に灰が入っていないと使えないので

灰を準備するまでに時間がかかりました。

次に購入したのは、10年ほど前。

京都のお香の老舗、松栄堂のもので

「ひいな香炉」といいます。

「みやこ炭」という小さな炭に火をつけて

網を熱し、網の上に置いた香木や練香、印香が香ります。

印香というのは

香料を粉にして練り合わせ、お花などの型に押して抜き、乾燥させたもの。

松栄堂の「姫の香」という印香を同時に買ったのですが

これは春・夏・秋・冬をイメージした4つの香りがセットになっていて

大きさは直径1センチくらいで、それぞれ色もちがい、

扇や小槌、もみじ、ひょうたん、菊などのかたちをしていて

印香の姿じたいが愛らしく、

その香りとともに雅な気分にしてくれます。

「ひいな香炉」は煙が出ないだけでなく

姿も和風でありながら現代的でシンプル。

センスがよくて気に入っています。

どちらもずっと使っていますが

「いいづか短歌サロン」で使うには

蓋付きの香炉は持ち運びの問題があり、

(一度持っていったら灰が袋の中に散らばって…)

「ひいな香炉」は「みやこ灰」に火をつけるのが苦手・・・。

それで近頃は「いいづか短歌サロン」では

手軽な小皿タイプのお線香立てを使うことが多くなりました。

こちらは数年前にいただいたもの。

土筆の絵柄なので春先にはぴったりなのですが

季節に合わせたものもほしい。

ということで、今回ひさしぶりに購入したのがすずのお香立て。

すずは「鈴」ではなく金属の「錫」です。

錫でできた葉っぱの上に青い丸いガラス玉が一つ。

青いガラス玉にお線香を立てるようになっています。

ガラスの玉は露をイメージしているのかもしれません。

錫の銀色とガラスの青が涼しげで、

これからの季節にぴったり。

今月のいいづか短歌サロンでさっそく使おうと思っています♪


 
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