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春の連句が掲載されました


毎年桜の季節に

俳人の大谷弘至さんと歌人の桜川冴子さんが主宰なさる「博多連句会」。

今年は私も参加申し上げたのですが

(3月にこのブログでもそのもようを書きました)

その折に巻いた(連衆が詠んだ)半歌仙が

俳誌「古志」(大谷弘至主宰)2019年7月号に掲載されました。

今年の博多連句会は三つのグループに分かれておこなわれました。

俳人のグループ、

歌人のグループ、

そして高校生のグループです。

発句(連句の始まりの句)は、

「白魚のどつと生まるるおぼろかな  小林一茶」

今回はどのグループもこの句を発句として詠みました。

連衆が詠み継いでいくうちに

それぞれ違う連句となってゆきます。

その趣の違いもまた連句・連歌の興味深いところです。

私が連衆の一人となったのは歌人グループ。

宗匠は「古志」の丹野麻衣子さんでした。

この日は歌仙(三十六句)を巻くことをめざしたのですが

達成したのは高校生グループ!

他は午後5時で時間切れとなり、

歌人グループは二十四句だったので

「古志」には半歌仙「大き木蓮の巻」として載っています。

タイトルは二句目から命名されています。

連衆五名での二十四句の中で私の句は六句採られています。

最初は三句目に採られたので

そちらをご紹介いたしますね。

  半歌仙「大き木蓮の巻」  2019年3月24日

白魚のどつと生まるるおぼろかな   一茶

大き木蓮咲き盛る空         隆子

初蝶を追ひかける子のとび跳ねて   英子

(全二十四句)


 
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