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短歌研究新人賞に「かりん」の郡司さん


このほど第62回短歌研究新人賞が発表されました。

受賞作は「かりん」会員の郡司和斗さんの

「ルーズリーフを空へと放つ」30首。

中野霞さんとの同時受賞です。

同じ結社に所属しているとはいえ

郡司さんとはお会いしたことがないのですが

「かりん」誌でその作品は読んでいました。

1998年生まれで現在21歳の大学生とのこと。

若い。

「かりん」への入会もここ数年のうちだったと記憶しています。

「かりん」誌には何年か前に

「かりん集」(馬場あき子先生による選)のほかに

新しく主に若手を対象にした「若月集」がもうけられました。

毎月の「かりん」東京歌会の際には

日を同じくして若手会員による勉強会がおこなわれているようです。

以前に比べて新入会員にも若い世代が増えているようにも感じます。

福岡支部の私は東京での動向にくわしくありませんが

郡司和斗さんもそうした勉強会で切磋琢磨されていたのかもしれません。

ご受賞おめでとうございます。

最近の「かりん」誌より、郡司さんの作品をご紹介します。

  おばあちゃんにばあちゃんが手を添えながらかすかに進んでいる河川敷

  こんなにも悲しい路地についてくる月あかるくて月、陽キャラだ

  「かりん」2019年4月号 若月集


 
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