朝日歌壇ニュース2019.10.20-景観
10月20日付の朝日歌壇(朝日新聞)に
飯塚市のかたが入選なさっています。
おめでとう存じます。
これまでもたびたび入選なさっているかたです。
私は存じ上げないのですが
筑豊にお住まいのかたが入選なさるのは
お目にかかったことがないかたであっても嬉しく
お祝いの気持ちを込めてご紹介いたします。
硬山(ぼたやま)は緑となりて筑豊の景観となりぬ早や半世紀
(飯塚市)春 春代さん <高野公彦さん・選>
そうですね。もう半世紀になるのですね。
生まれ育ったまちにあった炭坑は
私が子どもの頃に閉坑しました。
春休みになると、
炭住に住んでいた友だちたちが一斉に引っ越していきました。
長崎へ。
青森へ。
当時まだ他の県では稼働している炭坑があったので
おうちの人がそちらに再就職なさったのだろうと思います。
新学期。
友だちがずいぶんいなくなって、がらんとした教室。
あの時のさびしさを、今も覚えています。
最近、飯塚と同じようにかつて炭都と呼ばれた(筑豊の)田川市が
景観に関する賞を受賞したそうです。
先月発表されたところによると
田川市と一般社団法人田川広域観光協会が取り組む
「産業遺産を活かしたまちづくり~炭坑節のふるさと・田川市」が
景観形成などに関する「アジア都市景観賞」
(主催:国連ハビタット福岡本部・福岡アジア都市研究所など)
を受賞しました。
入選作の「景観」ということばは
もしかしたらそういったことからも来ているのかもしれませんね。