top of page

急逝

  • momosaran
  • 2019年11月6日
  • 読了時間: 2分

9月23日に太宰府市で開かれた筑紫歌壇授賞式で

熊本の歌人、清田由井子さんにお会いしました。

以前、九州で開かれた短歌の大会で紹介されたことがあり、

お目にかかるのは今回が二回目です。

たいへん御無沙汰していたにも関わらず、

ご挨拶すると にこやかにお話ししてくださいました。

西日本新聞にご連載のコラムが25年以上続いていることなどをうかがい、

楽しいひとときを過ごしました。

清田さんは、私のことが西日本新聞に掲載された、

その時の記事をお持ちだとおっしゃいます。

それは何年も前のインタビュー記事です。

それをずっと持っていてくださっているとお聞きして、

思いがけないことに驚き、そして嬉しゅう存じました。

その清田さんが10月に逝去されたとうかがって、

まさか、と思ったのですが

10月25日の西日本新聞に訃報が掲載されたとのことです。

歌集をお送りしようとした矢先のことで

ほんとうに驚きました。

清田さん、

もうお目にかかれないのがたいへん残念です。

急逝ということでは

福岡県歌人会の会長でいらした中本吉昭さんもそうでした。

昨年の(第1回)福岡短歌フェスタで初めてお会いして、

その後 山本詞についてやりとりがあり、

今年5月11日の第2回短歌フェスタ福岡でも元気なお顔を拝見しました。

ですので、6月に中本さんが亡くなったとお聞きした時も

びっくりしました。

そして、「かりん」の小高賢さん。

小高さんに初めてお目にかかったのは

私が2009年1月に「かりん」に入会する2か月前のことです。

小高さんは所属結社に関わらず、

多くの歌人に励ましを送ってあったようです。

私も激励のことばをいただきました。

その小高さんの訃報を新聞の社会面にみつけた2月の朝の衝撃は

今も覚えています。

その前年の東京での「かりん」忘年会でお目にかかって

私の近作に関して

厳しくも温かい指摘をいただいたばかりでした。

急逝なさったかたがたをお悼みするとともに

明日がくるというのは

けっして当たり前ではないのだということを

改めて思います。

また朝を迎えられた、この一日をどう過ごすか。

その一日一日が

人生なのですね。


最新記事

すべて表示
「かりん」12月号-どんな人間

今月の「かりん」は8日に届きました。 (8日といえば、私が寝込んでしまった日ですね・・・) 今月号では私は前月号作品鑑賞(1A欄)を執筆しました。 それから、例年「かりん」の12月号には年間展望が掲載されます。 今回は、「山花集」の年間展望(執筆:畑彩子さん)で...

 
 
 
第33回いいづか短歌サロン-銀杏のうた

今月(第33回)のいいづか短歌サロン(紙上開催)は10日付で発行しました。 先月、8か月ぶりに会場で開催した折に見学に来られたかたがいらしたのですが そのかたが今回、初めてご参加になりました。 嬉しいことです♪ ご参加人数も紙上開催の回ではこれまでで最も多くなりました。...

 
 
 
「短歌は武器になる」

購読している新聞(朝日です)には土曜日に別刷りの「be」が付きます。 その大きな写真付きの1面は「フロントランナー」。 さまざまな分野で活躍しているかたへのインタビュー記事です。 1面の記事は3面にも続きます。 今週の「フロントランナー」は歌人の穂村弘さんでした。...

 
 
 

Comentarios


最新記事
アーカイブ

© 2016 by kotonohasha

当サイトの文章・画像などの無断転載を禁止いたします。

 

bottom of page