top of page

坂東眞理子さんが「かりん」に

  • momosaran
  • 2020年1月10日
  • 読了時間: 2分

数日前、「かりん」1月号のⅢ欄を読んでいて、

ある一首に目がとまりました。

作者名をみると、坂東眞理子さんとありました。

初めてみるお名前ですが

Ⅲ欄は「かりん」に入会したかたがまず所属する欄なので

存じ上げないお名前が載っていても不思議ではありません。

ふと、長く内閣府や総理府でお仕事をなさって

現在は昭和女子大学の理事長・総長であり、

ベストセラー『女性の品格』をはじめ多くの著書をもつ坂東眞理子さんと

同じお名前だな、と思いました。

作者の住所も東京となっています。

あの坂東さんだろうか…。

いや、たぶん同姓同名のかたでしょう。

と思っていたら、

ご本人でした✤

先ほど、

何げなくインターネットで坂東眞理子さんのインタビュー記事を読んだら

2019年に「かりん」に入会、と書いてあるのです。

すぐに、もう一度1月号を確認。

そして昨年のバックナンバーの新入会員の欄を確かめると

7月号に載っている5月の入会者のお名前の中に

坂東さんのお名前がありました。

坂東さんはインタビュー記事の中で

73歳で「かりん」に入ったことが自分にとっては◎だったと

述べておられます。

馬場あき子先生との縁から入会されたようですが

「今さら」と思う気持ちをエイヤッと捨てて

新しいことを始めたのだそうです。

そして、年を重ねてからの「今さら」「どうせ」の気持ちは

持たないほうがよいとおっしゃっています。

Ⅲ欄で何げなく作品を読んだかたが

坂東眞理子さんご本人だったことに驚きました。

もちろん、結社の中では

職業や社会的な地位は関係がないことです。

私がおおっ!と思ったのは、

これまで多くの著書を世に出され

300万部というベストセラーを書かれたかたが

まったくの新人として入会されたことです。

インタビュー記事でも坂東さんご自身が

そのことに戸惑いもあったという趣旨の話をされていますが

その気持ちを乗り越えて新しいことを始められたこと、

その勇気に胸をうたれましたし、

私も勇気をいただけた気がしたのです。

私の主宰する「いいづか短歌サロン」にも

昨年から新しいかたがたがおみえになっています。

おふたかたとも80代以上でいらっしゃいますが

新しい学びの場を求めていらっしゃいました。

その姿勢に、

むしろ私のほうが教えられる思いです。

人生の先輩の姿勢、見習いたいものです。

最新記事

すべて表示
寝込んでました

体調を崩して先週火曜日の夜に寝込んでしまいました。 昼間から具合は悪かったのですが 何と言っても、まだ「かりん」の月詠を出していない。 それを完成させて投函するまでは倒れるわけにはいかない。 それに、何日か前に取材を受けたかたに資料を送らなければ。...

 
 
 
イベントなき秋-新しい場

クラスター・オーバーシュート新しく語彙に加わるイベントなき春 キム・英子・ヨンジャ このうたは、今年の「かりん」6月号に載ったうたです。 詠んだのは3月から4月初めの間ということになります。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため...

 
 
 
運は準備ができた者に

ノーベル賞受賞者の物理学者・小柴昌俊さんが亡くなりました。 「運は準備ができた者にしかこない」。 小柴さんが残されたという言葉です。 世界で初めて 太陽からニュートリノが大量に届くことを証明した折、 「運がいいですね」と言われて 真っ赤になって怒り、...

 
 
 

Comments


最新記事
アーカイブ

© 2016 by kotonohasha

当サイトの文章・画像などの無断転載を禁止いたします。

 

bottom of page