野菜のうた-ひらいてもひらいても
- momosaran
- 2020年1月14日
- 読了時間: 1分
今日は、今年初の嘉麻のおくら短歌同好会・短歌講座の日でした。
午前中から冷たい雨が降って、
きのうまでよりもぐんと冷え込んだ中を
夕方から嘉麻市へと向かいました。
今回のテーマは「野菜のうた」。
お正月のおせち料理にもいろいろな野菜が使われる一方、
祝いのごちそうが続いて、野菜不足になりがちな季節でもあります。
七草がゆの時季でもあることから、このテーマに決めました。
それから、もう一つ。
受講生の中に、
専業農家のかたや、
自家菜園で野菜づくりをなさっているかたもいるので
そのことも考えてのことです。
メンバーのみなさんの詠草は、
大半がテーマに沿った野菜のうたで、
一首だけ新年のうたがありました。
自ら野菜をつくってあるおふたりのうたは
経験から細かい観察が効いた作品になっていました。
では、講座前半の秀歌鑑賞で解説した中から幾首か記しますね。
やはらかき甘藍(かんらん)の(と)をひらいてもひらいてもひらいても
父ゐず
大野英子
大根を探しにゆけば大根は夜の電柱に立てかけてあり
花山多佳子
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