白梅三首-「天神・梅花の宴~うたとアートのセッション~」
今月3日から昨日(9日)まで、
福岡市・天神(新天町)の「ギャラリー風」で開催された
「天神・梅花の宴~うたとアートのセッション~」展。
「令和」の出典が万葉集の「梅花の歌三十二首」
(大宰師であった大伴旅人邸で開かれました)
の序文であるところから
菅原道真ゆかりの天神で(水鏡天満宮から「天神」の地名がつきました)
令和となって初めての初春を記念し、
「梅」をテーマとしておこなわれたものです。
詩歌(短歌・俳句・現代詩)と
アート(絵画・陶芸・書など)、
17組の作品が展示されました。
私も短歌三首を出品したんです。
姚明さんの水墨画と並んで展示されていました。
今日は、その三首をご紹介したいと思います。
白梅
外つ国で雅なかたに愛でられてさびしさは雪と消えたのか梅(むめ)
唐(から)の国語れよや梅(むめ)
ええそれはわたしのくにはきれいなところ
さびしさを抱いているから白梅(しらうめ)のひとはしんしん背筋を伸ばす
キム・英子・ヨンジャ