俳人と歌人は仲が悪い?!
- momosaran
- 2020年2月20日
- 読了時間: 2分
「歌人と俳人って、全然接点がないんですね。」
詩歌とアートのコラボレーション展の会場で
あるかたからそう言われました。
確かに、俳人のかたとの交流は
歌人どうしにくらべたら少ないですね。
でも、避けているとか、仲が悪いとかいうことではないと思います。
私個人は、大切な友人の中に俳人のかたがおりますし、
講師をつとめている短歌講座にも俳句を詠むかたがいらっしゃって、
そのかたと季語のお話をしたりもします。
それから、連句会や連歌の会では
俳人のかたがたとごいっしょします。
そのご縁で、
定期的に結社誌を送ってきてくださる俳句結社もあります。
一昨年から昨年にかけては月刊「俳句界」にエッセイを連載したので
同誌に掲載された俳句作品は目を通していました。
けっして俳句を避けているとか、嫌いとかいうことはないのです。
ただ、以前より俳句を読む機会が増えて、改めて思うのは
俳句と短歌は別のものなのだなあということ。
どちらも日本の伝統的な短詩型で、型は似ているけれど。
最近目を通した俳句の中で、印象的な作品がありましたので、
今日はそちらをご紹介いたしますね。
冬桜苦境の友を友とせよ 連作「花鹿」より
首里城
龍宮の炎ゆるをみたる夜長かな 連作「鳳凰」より
富士のほか誇るものなし国の春 連作「木花咲耶姫」より
長谷川櫂
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