第25回いいづか短歌サロン
- momosaran
- 2020年2月23日
- 読了時間: 3分
きのうは明け方まで強く雨が降っていましたが
私がうちを出る頃(午前九時前)には小降りになりました。
朝から出かけた先は、飯塚市内の穂波交流センター。
今月のいいづか短歌サロンは、いつものイイヅカコスモスコモンではなく
こちらの和室でおこないました。
それはたまたまなのですが
結果としてこちらでよかったと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて
数日前から次々にイベントの中止や延期が発表されていますね。
きのうのブログに書いたように、
それは福岡県内での短歌のイベントでも同様です。
いつも会場としている和室(茶室)はこじんまりとしていて
それは良い点でもあるのですが
現在のような状況だと
穂波交流センターの広々とした和室のほうが良かったと思うのです。
感染予防の観点から、
お一人お一人の間の距離を広くとって席を設営することができました。
加えて、除菌シートや消毒用アルコールも備えて開催しました。
さて、今回のテーマは「梅のうた」。
ご参加のみなさまの詠草(テーマは自由)もほとんどが梅を詠みこんだものでした。
テーマに合わせて、お茶菓子の小皿にも梅の絵柄が♪
今月初めに福岡市内の「ギャラリー風」で梅をテーマとした
「天神・梅花の宴~うたとアートのセッション~」展が開催されましたが
(私も短歌三首を出品しました)
その全作品が掲載された冊子が手元にありますので
そちらもお持ちして、みなさまにご覧いただきました。
今回のお花は、水仙と猫柳。
(お花は、いつもご参加くださるおひとりのかたがが活けてくださるんです)
ひとつの一輪挿しには、白と黄色の水仙が。
もうひとつの一輪挿しには水仙と雪柳を合わせて。
ふたつを合わせても数本しかない水仙の香り高いこと!
新型コロナウイルスの件で、いくつかの不安がありますが
そうした気持ちもなごませてくれる早春の香りです✿
今月のお茶は、二種類。
初めは、韓国の半発酵茶。
次は、日本お抹茶に韓国の紅参茶(粉茶)を合わせたものです。
新型コロナウイルスのことがありますので
免疫力が高まるようにという
呈茶を担当している私の茶友の心遣いでした。
それらのお茶に合わせたお菓子は、「くるみの飴炊き」。
胡桃を小さく砕かずにそのままのかたちで水飴と砂糖にからめ
胡麻をまぶしたものです。
思いのほか甘すぎず、胡麻の香ばしさと相まって
思わず手が伸びるおいしさ♪
これは、福岡市のℍホテルオークラでみつけて買ってきたものです。
新潟市でつくられたものなのですが
韓国のお菓子に似ている、と思って。
韓国のお菓子(お茶の席でのお菓子)は、
胡桃や干し柿、きなこなど、からだに良いものが多く使われています。
韓国の半発酵茶ともよく合いました(=^∸^=)
その他にも、ご参加のかたがたからの差し入れのお菓子が何種類かあって、
テーブルの上は華やかでした。
では最後に、今回ご紹介、鑑賞した「梅のうた」から
一首記しますね。
炭酸のごとくさわだち梅が散るこの夕ぐれをきみもひとりか
吉川宏志
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