春をひらくうた
- momosaran
- 2020年3月26日
- 読了時間: 1分
本日の「明るい気分になったうた」は
ティーンの仲間入りをする年代の生徒たちの教室へとご案内します。
あたらしい教科書の匂ひを嗅いでゐる中一の子らよ「はる」を開かう
桜川冴子
上の句で、新学期であることがわかります。
新品の教科書って、独特のにおいがしますよね。
(インクのにおい?)
そして中一とありますから、
中学生になったばかりの生徒たちを先生の視点で詠んだうたです。
国語の授業が始まるところのようですね。
「はる」という詩が載ったページを開きなさい、
と呼びかけています。
「はる」は詩のタイトルですが、
青春という意味も重ねられているのかなあ、と思います。
十代の入り口に立つ生徒たちに向かって
これからあなたがたの青春が始まる、
その学校生活をともに過ごしてゆこう、
という意味もこめられているのかもしれません。
教科書の匂い。
生徒たちのさんざめき。
先生の声。
新しい教科書の手ざわり・・・。
映像だけでなく、
匂いや声や手触りを感じられる一首です✿
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