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「かりん」6月号-山花集④

「かりん」の今月号は1日に届きました。

通常は1日~10日の間に届く予定ですが

現在はコロナ禍のためそれよりも遅れる可能性があるということです。

けれども、先月も今月もいつもと同じ時期に届いています。

編集委員や校正のかたがた、印刷所のかた、宅配便のかた・・・

たくせんのかたがたのおかげですね。

今月号の私の作品は山花集に載っていました。

山花集は、ちょうど2年前に新設された欄で

本欄会員を対象とした選歌欄です。

(編集委員のかたは対象外となります)

ベテランぞろいの本欄ですので

こちらにはしばしば選ばれるというわけにはいかず

先月でようやく3回目でした。

それが、思いもかけず今月も掲載していただいて

初めての2か月連続の山花集掲載となりました。

励みになります。

ありがとう存じます。

これを糧にまた励もうという意味で

今月号のそのうたを全首ご紹介いたします。

 去りしひとは美しきかな去らないで日本に五人を育てしオモニ

 帰国せぬまま逝きし母お通夜には村の人人人が集まる

 イベントにでかける自由イベントを開ける自由月が明るい

 クラスター・オーバーシュート新しく語彙に加わるイベントなき春

 休校の続く子ふたり向かい合い弁当広げる自転車置き場に

 書き損ねた手紙のように散らばって木蓮のはなびらとはなびら

 亡き母の少し違ってた日本語を使いたくなる五十代です

 キム・英子・ヨンジャ

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