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第27回<紙上>いいづか短歌サロン

新型コロナウイルス感染リスクを避けるために

いいづか短歌サロンは4月から当分の間、紙上開催に切り替えています。

短歌サロンはこの5月で3周年。

記念の企画を考えていました。

それはできなくなりましたけど

紙上開催に切り替えても以前とほぼ変わらないご参加をいただいていることに

心より感謝しています。

さて、第27回は5月末日発行を予定していましたので

5月26日に投函しました。

地域によって到着日に差がありますが

31日までにはお届けできたのではないかと思います。

今回のテーマは「石鹸のうた」。

テーマは季節に合わせて選ぶことが多いのですが

現在、感染予防のためひんぱんに石鹸での手洗いや消毒をしているので

このテーマにしました。

ご参加のみなさまの詠草(テーマは自由)は

石鹸に関するうたと自由詠が半々でした。

石鹸に関するものでは

牛乳石鹸、石鹸の匂い、そうじ、紙石鹸など。

では、秀歌鑑賞で取り上げたうたの中から幾首かご紹介しますね。

 永遠に忘れてしまう一日にレモン石鹸泡立てている

 東 直子

 アトミック・ボムの爆心地点にてはだかで石鹸剥いている夜

 穂村 弘

通常の開催では、私のうたをご紹介することはあまりないけれど

紙上開催に切り替えてからは

時間の制約もないので

試しに一首ずつご紹介したりもしています。

今回ご紹介した私のうたを記します。

 わが愛用の石けんつくる人々の住む地アレッポ他は知らずき

 キム・英子・ヨンジャ

これは2012年に詠んだもの。

「アレッポの石鹸」を愛用していたのですが

シリアのアレッポが空爆されるようになってから

その石鹸は店頭から消えました。

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