海の上で買った絵本
- momosaran
- 2020年7月19日
- 読了時間: 2分
長崎での学生時代に
港に停泊したある船に乗るためでかけたことがあります。
いっしょに行ったのは同じ英文科の
鳴滝寮(学校が設置した学生寮)の友人だったと思います。
その船には何万冊という本が積まれていました。
たくさんの書棚に並んでいて、図書館のよう。
世界中を回っている船です。
なので、その船にあるのは英語で書かれた本でした。
(フランス語、スペイン語などの書物もあったのかもしれませんが
私が見てまわったコーナーは英語の本ばかりで
少なくとも日本語の本はありませんでした)
先日、本棚を整理した時に
その時に購入した本をひさしぶりに手にしました。
ハードカバーが3冊(小型2冊&中型1冊)、
ソフトカバーが1冊です。
ソフトカバーのものと中型のハードカバーは子ども向けの絵本。
中型の1冊はタイトルも「BED SIDE STORYS」。
幼い子を寝かしつける時に読み聞かせをする物語が集められたものです。
20歳だった私が絵本を買ったのは
自分で読むためとか
英語の勉強のためとかでなく
将来、母親になった時にわが子に読んでやるためでした。
実際にわが子をもって
赤ちゃんの時からずっと寝る前の読み聞かせをしましたが
この英語の2冊の出番はありませんでした。
あとの、ハードカバーの小型の2冊は
かわいいイラストに短い文章がついたもの。
そのうちの1冊は
イギリスの妖精のカラーイラストが載っているのですが
今回気がつきました。
その同じ作家の妖精のイラストのカレンダーを
20年以上前からうちに飾っている!
そのカレンダーを気に入って買い始めた時には
学生時代に書籍船で買った本のことはまるで覚えていませんでした。
好みというのは変わらないものだなーと思いました。
これから先、私が幼子に英語の絵本を読んでやることはないと思うので
2冊は処分しましたが
あとの2冊は
お気に入りの美しい本を入れるためのアンティークの書棚に移しました。
そういえばこの書棚もイギリス製(=^∸^=)
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