第30回<紙上>いいづか短歌サロン
私が主宰している「いいづか短歌サロン」は
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で
4月(第26回)から当面紙上開催とすることにしながらも
今月で第30回を迎えることができました。
これまでご参加くださったかた、
そして紙上開催に切り替えても
これまでと同じようにご参加くださっているかたがたに
心より感謝いたします。
さて、今月の<紙上>いいづか短歌サロンは26日に投函しました。
そろそろご参加のみなさまのお手元に届いたかと思います。
今回のテーマは「魚のうた」。
猛暑の中、少しでも涼を感じていただけるように選んだテーマです。
秀歌鑑賞の最初のうたは高野公彦さんで
最後のうたは先日逝去なさった岡井隆さん。
この2首はどちらも『短歌でめぐる九州・沖縄』(桜川冴子著)に引用されています。
(ちなみに、私のうたも載っています)
図書館や書店でお目にとまることがありましたら
お手にとられてみてください♪
では、その2首をご紹介いたしますね。
わだつみをほういと飛んでまた一つほういと飛魚(あご)の飛ぶよ天草
高野公彦
玄海の春の潮(うしほ)のはぐくみしいろくづを売る声はさすらふ
岡井 隆
(いろくづ=魚)