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裸身

今日は十五夜。

夕方、といっても日暮れが早くなってすでに暗くなった道を

歩いて帰ってきたところです。

郵便局前のポストまで、ウォーキングを兼ねて投函に。

帰り道、仲秋の名月を見ることができました。

お月さまのあたりだけ薄墨色の雲がかかっていて

その雲間から少し顔をのぞかせていました。

明るく輝く月も美しいけれど

こういう見えかたも風情があってよいですね。

満月をみると、次の一首を思い出します。

日常を豊かにしてくれる。

これも、うたの力のひとつですね。

 まつぶさに眺めてかなし月こそは全(また)き裸身と思ひいたりぬ

 水原紫苑

 
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