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第一歌集出版の最高齢は

若い世代に短歌がブームになっている。

そうマスコミに取り上げられ始めて何年ぐらいになるでしょう。

一方、60歳を過ぎてから第一歌集を出版なさるかたも少なくありません。

この1か月の間に私の手元に届いた歌集に限っても

その4分の3が60代以降の作者による第一歌集なのです。

私がこれまで拝読した歌集の中では

第一歌集出版の最高齢は96歳の女性でした。

確か70歳を越えてから短歌を始められたということで

本の最後には息子さんが文章を寄せておられ、

これまでのお母さまのご苦労にふれて

そんなお母さまに

歌集をぜひ出させてやりたかったという内容だったと記憶しています。

このブログでも何度か取り上げてきましたが

例年秋に太宰府市で授賞式がおこなわれる筑紫歌壇賞は

60代以降の作者による第一歌集を対象としています。

(今年の授賞式は新型コロナウイルスの影響により、来年に延期)

このひと月に私の手元に届いた歌集は

そのほとんどがこの賞を受ける可能性があるのです。

短歌を始めるのに遅いということはありません。

 
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