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第32回いいづか短歌サロン-くだもののうた

今日はいいづか短歌サロンの日でした。

短歌サロンは新型コロナウイルスの影響で4月から紙上開催に切り替えましたが

9月後半より県内の感染者数が落ち着いてきて

その状態が続いていることと

冬季にはインフルエンザとの同時流行が懸念されていることから

冬になる前に一度、直接お目にかかって開催することにしました。

とは言っても、そう決めたのが9月後半。

ひと月半後の感染状況は知るすべがないので

会場はちゃんと予約して確保しながらも

万一 感染が拡大した場合に会場開催を紙上開催に変更するという

二段構えで準備を進めました。

毎日、その日の県内の感染確認者数を祈るような気持ちでチェックしていました。

今月に入ってから

会場で開催できそうだと判断してその準備を進めましたが

もう一つ確認しなければならないことがあります。

それは私の体調です。

短歌サロンのご案内には

「感染が拡大した場合、あるいは講師に発熱や風邪などの症状が出た場合は

紙上開催に変更いたします」と記しました。

講師、つまり私の体調は最終的には当日の朝までチェックが必要ですから

今日の朝になってようやく本日の会場開催が確定したというわけです。

その他にも、コロナ禍でおこなう会場開催には

感染防止のためにさまざまな対策を講じました。

・これまでの会場(和室)の2.5倍の広さの会議室でおこなう。

・本来の定員36名の会場(現在はコロナ禍の対策として定員18名)で定員12名でおこなう。

・会場設営の際に机・椅子・ドアノブなどを消毒。

・距離を取るために 長机1台にひとりが着席する。

・入室前の体調チェックと検温。

・参加者リストの作成。

・参加費の納入方法を接触の少ない方法に変更。

・入室前の手指消毒。

・体調の良くないかたにはご参加を控えていただく

 (その際はキャンセル料はいただかない)

・開催時間の短縮。

・講師もご参加のみなさまもマスクを着用。

・お呈茶(と飲食物の提供全般)は休止。

・サロン開始前とサロン途中での換気。

などです。

非接触型体温計での検温は初めて扱うので勝手がわからないなど

とまどうこともありましたが

ご参加のみなさまの協力でそれも解決して

ぶじ終えることができました。

お呈茶やお香でのおもてなしができないのはさびいことでしたが

(何度も換気をおこなうのでお香を焚いても香りがとどまらない)

いつもお花をいけてくださるメンバーのかたが

本日もお花を飾ってくださいました。

今回のお花は、真っ赤な鶏頭と、黄菊。

重陽の節句の気分で楽しみました。

(今年の重陽の節句=旧暦9月9日は10月24日でした)

そして、もうひとつ嬉しいことがありました。

それは、ご見学のかたをおひとかたお迎えしたことです(=^∸^=)

さて、今回のテーマは「くだもののうた」。

その中でも。季節に合わせて秋から冬のくだもののうたを集めて

ご紹介。解説しました。

みなさまからの詠草(自作短歌)のテーマは自由ですが

ほとんどにくだものが詠みこまれていました。

シャインマスカット、蜜柑、りんご、西瓜、いちじくなど。

中には「さるなし」というめずらしい果実を詠まれた一首もありました。

「さるなし」は高地の山に自生する小さな実で

形と味がキーウイフルーツにそっくりなのだそうです♪

では最後に、

前半の秀歌鑑賞でご紹介した作品から一首を記します。

鐘りんごん林檎ぎんごん霜の夜は林檎の中に鐘が鳴るなり

小島ゆかり

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