表彰式-嘉麻のおくら短歌コンクール
昨日、第一回嘉麻のおくら短歌コンクールの表彰式がおこなわれました。
万葉歌人の山上憶良ゆかりの筑豊・嘉麻市で始まった、
小学生・中学生を対象としたコンクール。
表彰式の会場は市内の稲築地区公民館でした。
8世紀、筑前国守として太宰府に赴いた山上憶良が
「子らを思う歌」など(後に「嘉麻三部作」と呼ばれる作品)を撰定したのが
嘉摩郡(かまのこおり)であり、まさしく現在の嘉麻市稲築地区なのです。
第一回目であるにも関わらず、全国から一千首のご応募をいただきました。
ほんとうにありがとう存じます。
ご協力くださった学校の先生がたや地域のかたがたにも
心よりお祈り申し上げます。
コンクールの選者のひとりである私も表彰式に出席して
中学生部門の表彰をおこない、
同部門 金・銀・銅 各賞の選評と全体評を述べました。
各賞の他、入選者が小学生は 8名、中学生は7名います。
小学生部門の金賞は、山口県の小学一年生の男の子。
お母さんとおばあさまといっしょに遠路を来てくれました。
中学生部門の金賞は、福岡県内の粕屋町の中学二年生。
受賞作以外にも、入選としたい作品が幾首もあったので
全体評の中でご紹介いたしました。
主催した嘉麻のおくら短歌同好会のみなさんは
このコンクールを長く続けていきたいとおっしゃっています。
私もそのように願っております。