第11回いいづか短歌サロン
- momosaran
- 2018年10月28日
- 読了時間: 2分
先月は台風接近のため中止した短歌サロン。
今月は秋晴れの日に無事おこなえました。
二カ月ぶりであることと、
今回は初参加のかたをお迎えできて
いっそう嬉しい時間になりました♪
そのようすをお伝えすると・・・
今回の」テーマは「駅のうた」。
秋の旅行シーズンにちなみました。
ご参加のみなさまからの詠草(自作短歌)は
幼い日の駅にまつわる記憶、
旅から戻る家族を迎えにゆく駅、
ガイドブックを見ながら心の中で始める旅など。
これまでは
事前に郵送している詠草集から
二首を選んでもらっていたのですが
今回はそちらはお休みして
一首ずつ読み合っていきました。
自分のうたがどう読まれるのか
どう伝わるのか、
どこが伝わらないのかを知ること。
そして他のかたのうたを読みこみ
いろいろな意見を聞くことは
きっとこれからのうたづくりに役立つと思うのです。
呈茶は
まず、菊花のプ―アール茶。
菊花茶ではなく、菊のお花のプ―アール茶!
めずらしいものです。
ほんのり菊の香りがして、秋にぴったり。
それから、お抹茶、お煎茶と続きました🍵
お菓子は、石川県の蒸しきんつば。
テーマに合わせて、遠方のお菓子を取り寄せました。
普通のきんつばと違って外側がしっとりしていて
つぶ餡はあまり甘くなく、おいしゅうございました。
お煎茶をお出しする時には
合わせておかきもお出ししました。
お香は
松栄堂の印香「姫の香」のうち、「秋の夕べ」。
凛とした、大人らしい香りです。
テーブルの上には
メンバーのかたが生けてくださった一輪挿し。
お花はランタナです。
こちらは和名を七変化といって、
クリーム色とピンクのとってもかわいい小さなお花です。
最後に、
サロン前半に鑑賞した(学んだ)秀歌七首のうち、
数首をご紹介いたします。
銜(くは)へ来し小枝はくちばしより落ちぬ改札を抜け君に笑むとき
栗木京子
幼子のわれのケープを落し来て 母が忘れぬ瀋陽の駅
佐波洋子
階段をのぼれぬゆえに母はもう使ふなしこのふるさとの駅
米川千嘉子
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