「かりん」3月号-カンガンスルレ
きのう「かりん」3月号が届きました。
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馬場あき子先生の作品七首より一首ご紹介します。
しんしんと海は無量の雪を呑み荒き息するこれより冬だ
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今年の「かりん」全国大会のお知らせが出ています。
昨年は四十周年記念歌会・式典・祝賀会が五月におこなわれましたが
今年の第四十回全国大会は夏の開催に戻ります。
<日時>
・1日目
2019年7月27日(土) 13:00~17:00
講演・・・坂井修一さん
対談・・・馬場あき子先生ほか
パネルディスカッション
<テーマ:かりんの表現の現在・かりん集・若月集・山花集を読む>
・2日目
2019年7月28日(日) 9:30~19:00
歌会
懇親会
<会場> 東京・中野サンプラザ
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「前月号作品(坂井欄)」(執筆:辻聡之さん)で
私の一首も取り上げてくださっています。
ありがとうございます。
殺された理由は<ユダヤ人だから>いずれの恐ろし<誰でもよかった>と
キム・英子・ヨンジャ 「かりん」2019年2月号
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今月号に掲載された私のうた七首より幾首か記します。
チマの裾ひらめかせつつ女(おみな)らは踊る月夜のカンガンスルレ
上着紐(オッコルム)風にたゆたい女らの願いを乗せるカンガンスルレ
一年(ひととせ)のはじめの満月九十の母は故国を出て七十年
疾く舞いてゆっくり舞いて円(まどか)なる軌跡一生(ひとよ)のカンガンスルレ