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「かりん」4月号②-最後のチョゴリ

  • momosaran
  • 2019年4月5日
  • 読了時間: 1分

ずいぶん暖かくなってまいりました。

桜は早くも散りはじめていますが

まだまだ美しい。

この週末、お花見のご予定がおありですか?

お天気も良さそうですし

「令和」ゆかりの大宰府市は

新元号発表から初めての土日を迎えて

いつも以上ににぎわうのではないでしょうか。

さて、今月号の「かりん」に掲載された私の短歌は六首です。

前半は、ブログにも書いた寿衣(スイ)のことを詠みました。

今回は六首ともご紹介いたします。

やわらかき光の絹に誂えぬ母の最後にまとうチョゴリを

死に装束備えれば無病息災と伝わる寿衣(スイ)と呼ぶ故国には

高熱のひきやらぬ母ソウルより寿衣の届けば熱は下がりぬ

ブルーライトに揺れて街ゆく歌謡曲ならず平成末期のわれら

顔(かんばせ)の青き湖面は揺れながら夜の駐車場にうつむくあなた

午後四時に聞こえてくるの縦笛の少しまちがう「瑠璃色の地球」


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