第19回いいづか短歌サロン
- momosaran
- 2019年7月28日
- 読了時間: 2分
今月のいいづか短歌サロンは昨日開きました。
こちらは数日前に梅雨が明け、
その翌日には飯塚は最高気温は35.6度(!)まで上がりました。
そんな中、今回は初めて使う会場で開催したんです。
いつものイイヅカコスモスコモンの和室よりも広く、
広縁から明るい障子を通して入る光が明るい雰囲気。
床の間には「天上大風」の掛け軸がかけてあります。
メンバーのかたが活けてくださったのは
ほたるがや。
すすきの仲間だそうです。
細長い葉にところどころ入っているクリーム色の斑を
蛍の光に見立ててついた名前なのでしょう。
銀色(すず)の葉に青い露(玻璃)のデザインのお香立てで
白檀を焚くと、いっそう涼やかになりました。
お呈茶も、朝から気温がぐんぐん上がるこんな日にぴったりの
冷茶(日本茶)。
とてもおいしい八女茶で、
あざやかなグリーンの色が夏の緑を思わせます。
お菓子も3種類お出ししたのですが
それとは別に、ご参加のかたから
韓国のお土産のお菓子をいただきましたー。
これは茶食(タシク)といって
韓国伝統のお茶菓子です。
今回のお茶は日本茶ではあったけれど
茶托の代わりに
色がとてもかわいらしい韓国のポジャギ風コースターを合わせていたので
雰囲気は合っていました♪
今回は、季節に合わせたテーマのうたではなく
5月に上梓されたばかりの
松村由利子さんの歌集『光のアラベスク』を取り上げました。
いいづか短歌サロンでは
一冊の歌集を取り上げるのは今回が初めてです。
みなさんの詠草も
いつものようにテーマに合わせることがないので
完全に自由詠となったのですが
さまざまな作品が並んで
みなさまのおはなしも弾みました。
若くして亡くなったお母さまを
60年後のいま詠う挽歌や
(近年短歌を始められたので)
つい最近旅した韓国の古都を詠んだ一首など
バラエティーに富んでいました。
では、今日ご紹介したうたの中から
一首記します。
牧草地の端にぽっつり百合が咲く役に立たぬという美しさ
松村由利子『光のアラベスク』
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