top of page

「長崎の鐘」

  • momosaran
  • 2019年8月9日
  • 読了時間: 2分

私は学生時代の二年間を長崎市で過ごしました。

ひょんなことから入部した演劇部は

市内の他の大学・短大の学生と学生劇団をつくっていて

その仲間の中に、自分は被爆二世だと語る人もいました。

福岡から進学した学校(長崎県立女子短期大学・英文科)は鳴滝町にあって

(シーボルトの鳴滝塾跡のすぐ近くです。

後に四年制大学に移行し、長崎市郊外に移転しました。

現在の名称は長崎県立大学シーボルト校です)

私はそこから坂道を7分ほどのぼったところの学生寮、

「鳴滝寮」に住んでいました。

鳴滝寮では12月にクリスマス会がおこなわれます。

その最後にみんなで歌うのが「長崎の鐘」です。

藤山一郎さんの戦後の大ヒット曲ですから

私も紅白歌合戦などのテレビ番組で聴いたことがありましたが

歌詞はうろ覚えです。

歌詞カードが手元に配られるとか、

歌詞を大きく書いたものを貼り出すとかはなかったので

伴奏が始まったとき、戸惑いました。

でも、まわりの寮生たちは歌っている。

鳴滝寮には私のような県外生ばかりでなく

県内の諫早や大村、佐世保、島原各市からも学生が多く集っていました。

長崎では平和学習が根づいているのだと感じたことでした。

本日、74回目の原爆の日を迎えた長崎で平和祈念式典が開催されました。

 鳴滝の寮の仲間のみな歌詞をそらで歌いぬ「長崎の鐘」

 キム・英子・ヨンジャ 『百年の祭祀(チェサ)』


最新記事

すべて表示
「かりん」12月号-どんな人間

今月の「かりん」は8日に届きました。 (8日といえば、私が寝込んでしまった日ですね・・・) 今月号では私は前月号作品鑑賞(1A欄)を執筆しました。 それから、例年「かりん」の12月号には年間展望が掲載されます。 今回は、「山花集」の年間展望(執筆:畑彩子さん)で...

 
 
 
第33回いいづか短歌サロン-銀杏のうた

今月(第33回)のいいづか短歌サロン(紙上開催)は10日付で発行しました。 先月、8か月ぶりに会場で開催した折に見学に来られたかたがいらしたのですが そのかたが今回、初めてご参加になりました。 嬉しいことです♪ ご参加人数も紙上開催の回ではこれまでで最も多くなりました。...

 
 
 
「短歌は武器になる」

購読している新聞(朝日です)には土曜日に別刷りの「be」が付きます。 その大きな写真付きの1面は「フロントランナー」。 さまざまな分野で活躍しているかたへのインタビュー記事です。 1面の記事は3面にも続きます。 今週の「フロントランナー」は歌人の穂村弘さんでした。...

 
 
 

Comments


最新記事
アーカイブ

© 2016 by kotonohasha

当サイトの文章・画像などの無断転載を禁止いたします。

 

bottom of page