第20回いいづか短歌サロン
20回目のいいづか短歌サロンは昨日おこないました。
今月のテーマは「帽子のうた」。
ふだんはかぶらないかたも
日射しの強い季節には帽子をかぶることが多くなりますよね。
8月の短歌サロンということで
夏につながるテーマとして選んだものです。
ご参加の皆さまの詠草(提出する自作短歌)は
自由なテーマで詠んでいただいていますが
今回は70%が帽子に関わりのあるものでした。
麦藁帽子、プロゴルファー渋田日向子さんのキャップ、
手作りの帽子、デニムの帽子、サファリハット、
亡きお父さま愛用の中折れ帽など。
さまざまな帽子の短歌が並び、
内容もさわやかなうた、しみじみとした作品、社会詠など
バラエティーに富んでいて、
詠草を読み合いながら話が弾んだことでした。
また、8月ということで
広島・長崎の原爆の日と「終戦記念日」を詠みこんだうたもありました。
今回の呈茶は、冷茶(八女茶)と、温かい中国茶。
お菓子は、韓国の茶食(タシク・お茶とともにいただくお菓子)、
和風パイ。
それに、ご参加のかたから信州のお土産に干しりんごをいただいたので
そちらもみなさまとおいしくいただきました。
お花はランタナ(和名は七変化)。
こちらもメンバーのかたが活けてくださいました。
お香は白檀を焚きましたー。
では最後に、サロンの前半で解説した帽子の秀歌六首のうちから
一首ご紹介いたしますね。
戦争に失ひしもののひとつにてリボンの長き麦藁帽子
尾崎左永子