第21回いいづか短歌サロン
- momosaran
- 2019年9月28日
- 読了時間: 2分
ゆうべからの雨も上がって、今朝はさわやかな秋の空が広がりました。
(正午前からぐんぐん気温が上がって、
30度前後の真夏並みの暑さになりましたが)
今日はいいづか短歌サロンを開く日です。
テーマは「眠りのうた」。
9月になって熱帯夜からも解放され、よく眠れるようになる頃、
ということで決めたものです。
サロンの前半でみなさまにご紹介したうたは
空想の中の眠るわが子を詠んだもの、
恋人にわが腕の中で眠れと呼びかけるもの、
アメリカでの眠れない夜を詠んだうた…。
さまざまなうたを集めました。
後半ではみなさまの詠草を歌会スタイルで語り合います。
その前の休憩時間に、
短歌サロン内の初めての短歌コースご受講のかたには
講師(私)が作成したプリントに沿って
短歌の技法を一からレクチャー。
今回からこのコースご受講のかたがおひとり増えましたー✤
さて、後半。
みなさまの詠草のテーマは自由ですが
今回は約半数が「眠り」を詠んだうたでした。
若き日の思い出、
現在、眠りにつく前に毎日おこなっている習慣、
大事な人が永遠の眠りについた時のうたなど。
全体的に良いうたが多く、嬉しくなりました(=^∸^=)
本日のお茶はカモミールティーと菊花茶をブレンドしたもの。
お菓子は信玄餅。
(これはご参加のかたからの差し入れ。
ありがとうございます🍩)
それと、クッキーとキャンディーの盛り合わせです。
どうしてカモミールティーかというと、
今回のテーマに合わせられているのです。
カモミールは安眠を誘うハーブティーとして有名ですよね❤
それに秋を象徴する菊の花のお茶がブレンドされています。
カモミールだけよりも香りも高く、飲みやすくもありました。
床の間に生けられたのはムラサキシキブ。
繊細な球形の紫色の、なんと高貴で美しいことでしょう!
自然の色はすばらしいと、改めて思いました。
お香は、松栄堂の印香「姫の香」のうち、「秋の夕べ」を。
サロンの終わり近くになると
気温が上がって蒸し暑くなってきたのですが
この和室の空間には
秋の趣が広がっていましたー。
最後に、今日みなさまにご紹介した「眠りのうた」から
幾首か記しますね。
泣くおまえ抱(いだ)けば髪に降る雪のこんこんとわが腕(かいな)に眠れ
佐佐木幸綱
たつぷりの樹液に酔ひて眠る蝉しづかにしづかに蟷螂あゆむ
馬場あき子
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