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第21回いいづか短歌サロン


ゆうべからの雨も上がって、今朝はさわやかな秋の空が広がりました。

(正午前からぐんぐん気温が上がって、

 30度前後の真夏並みの暑さになりましたが)

今日はいいづか短歌サロンを開く日です。

テーマは「眠りのうた」。

9月になって熱帯夜からも解放され、よく眠れるようになる頃、

ということで決めたものです。

サロンの前半でみなさまにご紹介したうたは

空想の中の眠るわが子を詠んだもの、

恋人にわが腕の中で眠れと呼びかけるもの、

アメリカでの眠れない夜を詠んだうた…。

さまざまなうたを集めました。

後半ではみなさまの詠草を歌会スタイルで語り合います。

その前の休憩時間に、

短歌サロン内の初めての短歌コースご受講のかたには

講師(私)が作成したプリントに沿って

短歌の技法を一からレクチャー。

今回からこのコースご受講のかたがおひとり増えましたー✤

さて、後半。

みなさまの詠草のテーマは自由ですが

今回は約半数が「眠り」を詠んだうたでした。

若き日の思い出、

現在、眠りにつく前に毎日おこなっている習慣、

大事な人が永遠の眠りについた時のうたなど。

全体的に良いうたが多く、嬉しくなりました(=^∸^=)

本日のお茶はカモミールティーと菊花茶をブレンドしたもの。

お菓子は信玄餅。

(これはご参加のかたからの差し入れ。

ありがとうございます🍩)

それと、クッキーとキャンディーの盛り合わせです。

どうしてカモミールティーかというと、

今回のテーマに合わせられているのです。

カモミールは安眠を誘うハーブティーとして有名ですよね❤

それに秋を象徴する菊の花のお茶がブレンドされています。

カモミールだけよりも香りも高く、飲みやすくもありました。

床の間に生けられたのはムラサキシキブ。

繊細な球形の紫色の、なんと高貴で美しいことでしょう!

自然の色はすばらしいと、改めて思いました。

お香は、松栄堂の印香「姫の香」のうち、「秋の夕べ」を。

サロンの終わり近くになると

気温が上がって蒸し暑くなってきたのですが

この和室の空間には

秋の趣が広がっていましたー。

最後に、今日みなさまにご紹介した「眠りのうた」から

幾首か記しますね。

泣くおまえ抱(いだ)けば髪に降る雪のこんこんとわが腕(かいな)に眠れ

佐佐木幸綱

たつぷりの樹液に酔ひて眠る蝉しづかにしづかに蟷螂あゆむ

馬場あき子


 
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