憶良に倣いシニアも歌を:朝日新聞「筑豊さんぽ道」6
- momosaran
- 2019年12月17日
- 読了時間: 2分
朝日新聞・筑豊版の「筑豊さんぽ道」シリーズを執筆しています。
連載第6回が本日の紙面に掲載されました。
見出しは
「『令和』ゆかり 万葉の筑紫歌壇 憶良に倣い シニアも歌を」。
筑豊にゆかりの深い山上憶良について書きました。
筑豊と憶良といえば、
筑前国守として嘉摩郡(現在の嘉麻市)に来た時に撰定した
「嘉摩三部作」が有名ですが
その中でも親しまれているのが
「子らを思ふ歌」。
「瓜食めば…」の長歌と
「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も…」の反歌は
あまりにも有名です。
その「子らを思ふ歌」には序文もついているのですが
そのことをご存じのかたは多くないかもしれません。
この作品だけではなく、
「嘉摩三部作」はすべてが
序文+長歌+反歌(反歌)の構成になっています。
「令和」が万葉集の「梅花の歌三十首并(あわ)せて序」のうちの
序文が典拠となっているように
「嘉摩三部作」でも
漢文で書かれた序文は
ただの説明書きではなく重要なことが書かれています。
本日掲載された第6回では、
三部作のひとつ、
「世間(よのなか)の住(とどま)り難きを哀しぶる歌」の序文も
ほんの少しご紹介しています。
✤朝日新聞・筑豊版に掲載されているので
紙面でご覧になれるのは筑豊在住・勤務のかたに限られますが
インターネットの朝日新聞デジタルにもアップされています。
✤これから年末年始に関する紙面となるため
年内の掲載は本日が最後となります。
連載の続きは年が明けて1月21日から再開される予定です。
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