七夕の願い
2017年7月7日
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今月4日(火)から九州に台風3号とその後の大雨が続いています。
筑豊では飯塚市は今朝の時点で大雨警報、現在は注意報に変わったようですが
周囲の嘉麻市や田川郡には避難指示が出ている(出ていた)地域があります。
そちらに私が講師をつとめる短歌講座の受講生がお住まいです。
ご本人やご家族、ご自宅、丹精してらっしゃる水田は今どのような状況でしょうか。
嘉麻市の峠を越えた先にある東峰村は
先日訪れたばかりのところです。
現在も避難勧告が出ており、道路は通行止めになっていて
ゆうべの時点で全戸1600戸が停電していたそうです。
報道ではかなりの被害が出ているようです。
先日出会ったかたがたのお顔が浮かびます。
今日は七夕。
万葉集には山上憶良が詠んだ七夕のうたが何首もあります。
そのうちの「山上臣憶良の七夕の歌」(巻八-1520~1522)は
長歌と反歌(短歌二首)からなっており、その注に
「天平元年七月七日夜、憶良、天の河を仰ぎ観る。
一に云く、師の家の作。」とあります。
天平元年(729年)といえば、山上憶良が筑前国守として赴任中であり、
憶良が嘉摩郡(現・嘉麻市)で後に嘉摩三部作と呼ばれる歌を撰定したのは
その前年、神亀五年(728年)の七月のことです。
注にある師とは、太宰帥である大伴旅人ということになります。
そうするとこの歌は旅人邸での七夕の宴で憶良が詠んだものでしょうか。
今夜は天の川は見えそうにありませんが、
憶良にならって空を仰ぎ、
ゆかりのあるかたがたのお顔を思い浮かべつつ、
今の願いを星にも祈りたいと思います。

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