『夢のもっと先へ～コロナ時代の表現者たち～』

福岡文化連盟が『夢のもっと先へ～コロナ時代の表現者たち～』を刊行しました。

（2021年2月8日発行　1,000円＋税）

コロナ禍により例年の福岡文化連盟祭りを中止したので

従来の展覧会に変わる発表形式として企画されたものです。

福岡文化連盟祭りだけでなく

会員ひとりひとりが発表の場を思うように持てなかったこの一年。

この作品集には

会員の今が　ひとり１頁を使って表現されています。

洋画

版画

日本画

水墨画

彫刻

書

陶芸

写真

小説

俳句

短歌

など。

私も会員のひとりとして「麗しき水」と題した短歌7首を寄稿しました。

そのうちの幾首かをご紹介しますね。

　スペイン風邪流行りていたりわが父の韓（から）に生（あ）れたる百年前に

　書き損ねた手紙のように散らばって木蓮のはなびらとはなびら

　今われは繭なかに在り羽化ののちの世界を知らぬ繭なかにあり