米川千嘉子歌集『スナバコノキ』
8月3日
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<2026年8月3日>
今年の5月に刊行された米川千嘉子さんの最新歌集です。
( 角川文化振興財団 2026年5月27日 2700円+税 )
2022年から2025年秋までの459首が収められた第11歌集。
タイトルが印象的ですね。
あとがきによるとスナバコノキとは熱帯アメリカ原産の木で
樹皮は棘に覆われ、高さは50m以上にもなるそうです。
果実は大きくカボチャ型をしていて、
それが羽根ペンで文字を書いた後の
インクを乾かす砂を入れる箱として使われたことに由来して
スナバコノキという名前があるのだとか。
歌集のなかの「スナバコノキ」30首に次の1首があります。
樹の名前にのこれる人間(ひと)の生活の静かな色よスナバコノキよ
こちらの1首のほかにも好きなうたがたくさん!
付箋をたくさんつけました!
そのすべてはご紹介できないので、3首のみ記しますね。
避難してきた人のめぐりに光(て)る善意 入管が女の人を殺したのはなぜ
その仕事またくわからぬ歳月に夫を誰より知る顔をして
デコピンは走る没落期日本のオオタニといふ神に仕へて

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