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泣かないで「JSA」
- momosaran
- 2018年1月10日
- 読了時間: 2分
7日の韓国映画自主上映会の第3部は「JSA(共同警備区域)」の上映でした。
パク・チャヌク監督、ソン・ガンホ主演のこの映画を鑑賞なさったかたは多いでしょう。
製作は2000年。
日本での韓流が起きる少し前です。
私はこの作品を2000年代前半に飯塚市内の映画館シネマセントラルで観ました。
私の記憶では、「JSA」は飯塚の映画館で上映された初めての韓国映画です。
(当時セントラルは筑豊で唯一の映画館でしたから、
つまり筑豊の映画館で上映された初めての作品ということになります)
その頃はすでに韓流が始まっていて
「韓流四天王の一人であるイ・ビョンホンの出演作品」として
上映されたのではないかと思います。
もちろん映画の内容はずっと胸に残っていました。
そして今回再びこの作品を大きなスクリーンで観る機会を得ました。
主催の日韓映画文化交流研究会のみなさまにお礼申し上げます。
「JSA」は日本での上映権が切れているため
韓国まで足を運んでこのたびの上映会を実現なさったそうです。
折しも、北の兵士が40発以上の銃弾を浴びながら軍事境界線を越えるという
衝撃的なできごとがあったばかり。
残念なことに、と言うと語弊があるかもしれないのですが
残念なことにタイムリーな上映となりました。
2度目であっても胸に迫る作品です。
でも、私は泣きませんでした。
一番最後のカットで特にぐっときても、こらえました。
私の立場では、この映画を観て泣くのは何か違うように感じたからです。
ここで描かれていることは物語や過去のことではなく、今も続く現実だからです。
先に「残念なことに」と書いたのもそういう意味なのです。
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