「読ん」で「詠む」
きのう(2021.1.30付)の朝日新聞の読書面(カジュアル読書欄)に
<「読ん」で「詠む」 知ると結構 楽しいよ>
という見出しの記事が載っていました。
<会話の機会が減りがちな日々。
心にくすぶる感情や感動を、短歌や俳句に託したいと考える人も増えたのでは?
「知りたい」「名作に刺激を受けたい」、あるいは「日常に詩が足りない」、
いろいろな気持ちに応えるガイドブックを
歌人・千葉聡さんと俳人・神野紗希さんに寄稿してもらいました>
とあります。
そのなかで千葉聡さんおすすめの歌集・歌書をご紹介します。
記事にはおすすめの理由が書かれていますが
ここでは本の作者とタイトルを記しますね。
千葉さんが、
「みなさんのお悩みを解消する短歌の本」としてあげてあるのは・・・
✤30分で幸せな気持ちになりたい
➔ 『』ドラえもん短歌』 (桝野浩一選 小学館文庫)
✤大学のサークルの雰囲気を味わいたい
➔『しびれる短歌』 (東直子、穂村弘 ちくまプリマー新書)
✤恋愛で悩んでいます
➔『念力恋愛』 (佐佐公人 幻冬舎)
✤自分探しが辛くなった
➔『短歌という爆弾』 (穂村弘 小学館文庫)
✤ビックリしたい
➔『展開図』 (小島なお 柊書房)
✤コロナ禍で疲れた
➔『未来のサイズ』 (俵万智 角川書店)
✤優しい気持ちで眠りたい
➔『たやすみなさい』 (岡野大嗣 書肆侃侃房)
✤思いきり泣きたい
➔『世界で一番すばらしい俺』 (工藤吉生 短歌研究社)
以上の8冊のうち
『しびれる短歌』と『短歌という爆弾』以外は歌集です。
『しびれる短歌』はこのブログでもご紹介しましたね。
ほんとうに、
こんな時だからこそ
自分の気持ちを表す、書くというのは
大切なことだと思います。
小説やエッセイをいきなり書くのはハードルが高いけど
うたは31音。
季語もいりません。
100年に1度と言われる非常事態を生きている私たち。
今、この時のきもちをそのまま残しておくのに
短歌はすてきな器になります。
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