江川美恵子歌集『潮騒の鳴る樹』
<2026年6月7日> 「かりん」の江川美恵子さんが 『青い丘が待つ』に続く歌集を上梓されました。 (本阿弥書店 2026年4月27日発行 2,700円+税) 栞を小島ゆかりさん、藤島秀憲さん、松村由利子さんが書いておられます。 江川美恵子さん、第2歌集ご出版おめでとう存じます✨✨ 水のように忘るるために覚えたり植物園に木の名花の名 しめつける下着の痕跡なき体ヌードモデルは漲りて立つ 光だけ春に近づく野辺を行きひかりのために外す手袋
有川知津子さん-「南の魚座 福岡短歌日乗」
<2026年6月6日> 4/1付のブログでお知らせしたように 西日本新聞・朝刊一面のコラム「春秋」(3/30付)で 筑豊の歌人、山本詞(やまもとつぐる)のことが紹介されました。 「コスモス」の有川知津子さんが 4/22のブログ(「南の魚座 福岡短歌日乗」の水曜日をご担当)で このコラムを取り上げておられます。 そのなかで拙文にも言及してくださっています。 (「いのちの歌~炭坑に生きた歌人・山本詞~」 近畿大学産業理工学部研究報告誌「かやのもり」28号) ありがとう存じます🍒
馬場あき子歌集『アスパラの芽立するころ』
<2026年6月4日> 馬場あき子先生の第28歌集(!) 全歌集刊行後、初の歌集です(!) (角川文化振興財団 2026年3月25日発行 2,700円+税) こちらの歌集が私の手元に届いたのは3月28日。 すぐにページを繰ると、巻頭からにおいたつようなうたの世界。 ぐんぐんとひきこまれます。 けれども、拝読し終えたのはそれからひと月以上先のこと。 なぜなら、うまく言えないのですが ずっと読みかけでいたかったのです。 まだ読んでいないページがある。 それがうれしかった。 読み終えてしまうのがもったいない、そんな感じでした。 読了後は、すぐにもう一度読みました。 ご紹介したいうたがあまりにも多い。 なので、3首のみにとどめます。 すばらしい歌集を拝読できて幸せです。 秋のけはひ衿にしづかに来る夜半を亡き夫の声寝よといふなり 柔土(やはつち)の中にめざめし種子のごと眼ひらけば陽は高くにゐたり ペコちやんが穿きさうな青い短パンが売れて夏くる若葉商店街
映画「ライスボーイ」
<2026年5月29日> この映画をこの冬に知って、 日本での公開(4/3~)をずっと待っていました。 福岡ではKBCシネマで今月の22日に上映が始まって。 今週、ようやく観ることができました。 ひとことで言うと 韓国からカナダへ移住した母と子の物語です。 8歳でカナダへ移住したアンソニー・シム監督の半自伝的作品。 主な舞台はカナダ、のちに韓国で物語が進みますが これは遠い国の話ではない。 これは知らない親子の話ではない。 そう感じました。 母ソヨンと息子ドンヒョンはじめ、出演の俳優がどなたも魅力的。 15歳のドンヒョンから「チャグナブジ」(叔父さん)と呼ばれて照れる 韓国の叔父も!
9周年企画-歌集のミニ批評会
<2026年5月23日> 主宰しているいいづか短歌サロンは2017年5月にスタート。 おかげさまで、本日(第98回)満9周年を迎えることができました。 スタート当初からずっとごいっしょしているかたや、 コロナ禍で紙上開催に切り替えても参加を続けてくださったかた、 会場開催を再開してから新しくご参加くださったかた…。 メンバーのおひとりおひとりのおかげです。 心より感謝申し上げます。 本日は9周年記念企画として歌集のミニ批評会をおこないました。 メンバーのおひとりが私家版で初の歌集を出版されたので、 その批評会です。 ミニとはいえ活発に意見が出て、中身の濃いものになりました。 最後に、サプライズで作者にお花を贈呈✿ 本日のご参加のみなさん全員からのお祝いです✿
「かりん」5月号-特集「戦後八十年を越えて」
<2026年5月21日> 「かりん」誌は例年5月号と11月号で特集が組まれます。 今年の5月号の特集は「戦後八十年を越えて」。 評論から1首評まで、36ページにのぼります。 執筆者は新進気鋭の若手からベテランまで総勢21名。 この特集に私も執筆しています。 「戦争について思うこと」というテーマで 自由に書かせていただけるということでしたので 「その時、くちびるを」というタイトルのエッセイを書きました。 そして、少しドキドキしながら5月号が届くのを待っていました。 5月号は7日に到着。 今も少しドキドキしています。
「かりん」5月号-山花集✿23
<2026年5月16日> 今月号は連休明けの7日に届きました。 編集や校正、配送に携わっておられるみなさま、ありがとう存じます。 「かりん」誌は毎年5月号と11月号で特集が組まれます。 今月号の特集のテーマは「戦後八十年を越えて」。 こちらに私もエッセイを執筆しました。 これについては改めて書きたいと思います。 わたしのうたは山花集に掲載されていました。 山花集への掲載は23回目です。 3月号から3か月連続の山花集掲載にびっくりしましたが たいへん励みになります。 ありがとう存じます。 その連作「雲(クルム)」から掉尾の1首を記します。 雲 雲 クリーム色の夕暮れに我をなぐさむるこの世のかたち ※雲(クルム) 我(あ) キム・英子・ヨンジャ
お茶のうた
<2026年5月7日> 第97回いいづか短歌サロンは4月25日(土)におこないました。 テーマは茶摘みの季節にちなんで「お茶のうた」。 日本茶(緑茶)に限らず、 紅茶、野草茶なども含めて 世界各地のお茶にまつわるうたをご紹介しました。 うたの上でみなさまと味わったのは・・・ サモワールで淹れた紅茶 ロシアンティー セイロンティー 烏龍茶 松葉茶 菊花茶 桜茶(さくら湯) 韓茶(緑茶) トラジ茶 サモワールはロシアの紅茶を淹れる湯を沸かす茶道具です。 トラジとは桔梗のこと。 トラジ茶は乾燥させた根を使います。 以前いただいたことがあって、さっぱりした味わいでした。 トラジの根は料理や薬に用いられてきました。 トラジ茶については民団新聞に連載していたリレーエッセイに書きました。 そのエッセイはインターネット上で公開されていますので ご関心をお持ちのかたはどうぞご覧くださいませ。 詠草のテーマは「お茶のうた、または自由」。 こちらにも茶室や初釜、新茶などが詠われて 詠草にまつわるお話もたいへん興味深いものでした。 こういうお話がうかがえるのが歌会の大き
黒いポスト
<2026年4月22日> おととい4月20日は郵政記念日でした。 これは1871(明治4)年、 東京―大阪間で近代郵便制度が始まったことを記念したものですね。 ところで、私の地元、飯塚市の中心商店街には黒いポストがあります。 1871年当時の「書状集め箱」を再現したものなんです。 (もちろん現役のポスト!) 明治の初め、 東京―大阪間で新しい郵便制度が始まったまさにその年、 飯塚には早くも郵便取り扱い所が設置されたのでした。 この黒いポストはそれを記念したものです。 (4/20の旧Twitterには黒ポストのと説明板の写真もアップしています。 よろしければ、そちらもどうぞご覧ください。 アカウント名は「ことのは社」です🍃)
慶祝!迢空賞
<2026年4月18日> 現代歌人協会賞と時を同じくして きのう 第60回迢空賞が発表されました。 桑原正紀さん 『麦熟るるころ』 (本阿弥書店) 日高堯子さん 『日在浜』 (角川文化振興財団) おめでとう存じます!! 「かりん」の日高堯子さんの作品は 毎月の「かりん」誌で拝読しております。 桑原正紀さんの作品は歌集『花西行』をはじめ、 何度かいいづか短歌サロンや短歌講座でご紹介してきました。 心よりお祝い申し上げます✨✨
