憶良はなぜ嘉麻(摩)郡に来たのか
飯塚市歴史資料館の本年度2度目(第14回)の館長講座は 田川の英彦山について。 「古代・中世の英彦山と信仰ー経塚と板碑から見るー」 と題しておこなわれました。 そのテーマに入る前に 前回(第13回)の 「山上憶良が来た頃の嘉麻・穂波ー大宰府と嘉麻・穂波の関係ー」...
「好去好来の歌」
10連休が明けました。 みなさまはいかがお過ごしになりましたか? 私は、ひさしぶりに子どもと食事をともにしたほかは いつもと同じように仕事をして日々を送りました。 子どもとは、福岡市内のおいしいナポリピッツァのお店で ランチをいただいたのですが...
「令和」と万葉集と筑豊
昨年度、飯塚市歴史資料館が月に一度、 一年間開催した「館長講座」。 嶋田光一館長が筑豊の古代についてお話しになりました。 この館長講座が2019年度もおこなわれるということで 今月、第1回目がありました。 今年度は中世以降の筑豊について語られる予定とお聞きしておりましたが...
梅花の宴の背景
万葉集の講座を受講して、3年目になります。 先生は大学教授で万葉集の専門家。 特に山上憶良については大著を世に出しておられます。 ちなみに、先生の先生は、今たいへん注目を集めている中西進先生です。 私が山上憶良のことを勉強したい、と思ったのは...
新元号「令和」につながる偶然
本日、「平成」に次ぐ元号が発表されました。 すでにご存じのとおり、 新元号「令和」は万葉集巻の五の 「梅花の歌三十二首あわせて序」の序文が典拠となっており、 これは8世紀の大宰府に大宰帥(だざいのそち)として赴任してきた 大伴旅人の邸で開かれた梅花の宴の折に...
宝宝(パオパオ)
中国語では赤ちゃんのことを「宝宝」(パオパオ)というそうですね。 調べてみたら、赤ちゃんだけでなく 5歳ぐらいまでの幼子のこともこう呼ぶそうですが いずれにしても 「子宝」、「大切な」という意味がこめられているのだろうと想像できます。 国が変わっても親の心は変わりませんね。...
熊凝(くまごり)を悼むうた
毎月一回、万葉集の勉強のために太宰府へ通っています。 しばらく前からはもっぱら山上憶良のうたを学んでいて 直近の回では、熊凝(くまごり)を悼むうた六首についてうかがいました。 (巻五-886~891) 太宰府政庁の官人、麻田陽春(あさだのやす)が...
集中力と好奇心
大伴旅人と山上憶良について書かれた本を読みました。 嘉摩三部作についてもくわしく、そしてかなりわかりやすく書かれていて たいへん興味深いものでした。 ただ、読み始めてからしばらくは 関心はあるのに 20分読んでは休み、 15分読んではまた、というぐあいで...
藤袴は
25日に嘉麻市の稲築地区公民館で開催された 第2回嘉麻のおくら短歌コンクール表彰式。 表彰式と受賞者の記念撮影が終わった後 近くの稲築公園に移動して 藤袴の苗の植栽をおこないました。 こちらの公園は小高い丘となっていて この季節は紅葉がきれいです。...
第2回嘉麻のおくら短歌コンクール表彰式✨
昨年から始まった「嘉麻のおくら短歌コンクール」。 (主催は嘉麻のおくら短歌同好会です) 今年のテーマは「ふるさと」または自由でした。 第一回の昨年は1,000余首、 そして今年も960首の作品が全国から集まりました。 選者のひとりとして関わっている私も...