田中穂波歌集『ぬるい水』
<2024年7月24日> 「かりん」の田中穂波さんの第4歌集が出版されました。 ( 角川書店 2024年6月12日発行 2,600円+税 ) 平成23年からほぼ令和5年までの440首をまとめたとあるあとがきに 「…良いこともそうでないことも短歌という器を借りて...
眼鏡を拭かないで
<2024年7月16日> 生まれて初めての経験。 ひとさまから見れば小さな、 でも自分にとってはけっこう大きな、 近頃もそういう経験をいろいろしているわたくしですが そのうちのひとつが眼鏡を使い始めたこと。 これまではサングラス以外はかけたことがなくて...
川島結佳子歌集『アキレスならば死んでるところ』
<2024年7月11日> 「かりん」の川島結佳子さんの第2歌集が出版されました。 ( 現代短歌社 2014年6月18日 2,000円+税 ) 歌集のタイトルは次の1首からとられたものでしょう。 足首を何度も何度も蚊は刺してアキレスならば死んでるところ...
万葉の七夕歌で涼やかに
<2024年7月7日> 今日は(今日も)全国的に酷暑のようです。 お変わりありませんか? 私の住む飯塚市も夜中さえ気温が28度という具合い。 朝9時、すでに気温30度のなか、 熱中症の危険を感じつつ 月1回の自治会の清掃を遂行いたしました。...
「かりん」7月号-踏青(タプチョン)
<2024年7月3日> 今月号は昨日2日に届きました。 ご関係のかたがた、ありがとう存じます。 毎月10日必着の「かりん」の月詠。 以前は7日か8日に出していたのですが 近年、郵便が届くのが遅くなったので 5日集荷分に間に合うように投函しています...
【ご案内】飯塚市歴史資料館・歴史講座
<2024年7月2日> 9月に、地元の飯塚市の歴史資料館でお話をします。 全5回の歴史講座は今月から始まります。 私がお話しするのは第3回、9月7日(土)です。 ここ数年、子どもの頃の炭坑の記憶をうたに詠んできました。 私は炭住や職員住宅に住んだことはなく...
浦河奈々歌集『硝子のあひる』
<2024年6月27日> 「かりん」の浦河奈々さんの新しい歌集です。 ( 短歌研究社 2024年6月12日発行 2,200円+税 ) 浦河さんは2007年に短歌研究賞の次席となられ、 20009年にはかりん賞を受賞。 その年に第1歌集『マトリョーショカ』を上梓されました。...
蛍(螢)のうた
<2024年6月26日> 本格的な雨の季節、いかがお過ごしですか? 先日、第75回いいづか短歌サロンを開催しました。 大雨の恐れありとの予報が出ていた日でしたが そこまでの雨にならなくてホッとしました。 さて、今回の秀歌鑑賞のテーマは「蛍(螢)のうた」。...
「かりん」6月号-哀号は
<2024年6月19日> 今月号は5日に届きました。 ご関係のかたがた、ありがとう存じます。 巻頭、馬場あき子先生ご執筆の「歌との出会い」は第2回。 タイトルは「空穂との出会い~空穂の俊成~」です。 式子内親王からの問いに藤原俊成は...
変わった
<2024年6月13日> 映画「かもめ食堂」を観ました。 公開された年に映画館で観ているので、2度目です。 前に観たのはいつだったかなーと思ったら 公開は2006年ですって。 18年ぶりとは思えないくらい 強く印象に残っているシーンが次々に出てきます。...