『月光色のチマ』(韓勝源・著)
『月光色のチマ』を読み終えました。 (書肆侃々房 2020年3月4日発行 2,200円+税) これは韓国の作家・韓勝源(ハン・スンウォン)が 自らの母の生涯を描いた自伝的作品です。 翻訳者は井手俊作さん(福岡県出身)。 書肆侃々房の「韓国文学の源流」シリーズの1冊です。...
その下の口紅
10日ほど前、 つまりまだ全都道府県に緊急事態宣言が出ていた頃、 コロナ禍の前より買うことが増えたもの・減ったもの というアンケート結果が載った記事をみかけました。 その記事によると 増えたもので上位を占めたのは マスクや消毒用アルコールなど。 これはよくわかります。...
チョコレートが必需品の国
新しいウイルスへの感染拡大を抑えるために ロックダウン(都市封鎖)や外出禁止など それぞれの国で対応がとられています。 ベルギーは生活必需品を扱うお店以外は ほとんどが休業となったそうですが チョコレートショップは開いているそうです。 なぜなら、ベルギーの人びとにとって...
お手紙付き
大切な人たちと、自分と、私たちの社会を守るために。 今は、できる限り人と会わない生活を続けています。 人との接触8割減が求められていますが、 私の場合、9.5割減くらい。 早く元の日常を取り戻すためだと思い、 なるべく明るい気持ちで過ごすようにしています。...
初めての、母のいない母の日
今日は母の日ですね。 私の母は昨年の8月に亡くなったので 母がいない母の日は初めてです。 私はだいぶん前から、 自分の誕生日は 私を産んでくれた母へ感謝をする日としてきました。 その気持ちを母へ直接、または電話で伝えてきました。 母の日も会いに行きましたが...
エッセイの締切を離れる日
2018年から連載が始まった民団新聞のリレーエッセイ「時のかがみ」が 4/24付の私の担当回で最終回を迎えました。 約2年のリレー連載を無事に終えられ、 編集部のかたやご協力くださったかたがたに 心より感謝いたします。 この4月は「時のかがみ」の連載が終わったというだけでな...
400人集うフルコース
2018年に「かりん」40周年記念祝賀会が催され、 私も上京して参加しました。 会場はヒルトンホテルだったかな。 「かりん」会員に加えて 多くの歌人と出版関係などのかたがたをご招待して 美味なるフルコース料理を味わいながら...
もうひとつの「こんな時こそ」
この非常事態となって、 番組のタイトルや新聞の見出しなどに 「こんな時こそ」「こんな時だからこそ」 というフレーズがよく使われるようになりました。 苦境に立たされた人々を自分のできることで応援したり 外出自粛でずっとおうちにいる時間を活用して新しいことを始めたり、...
「いいね!光源氏くん」いいね♡
「源氏物語」の主人公が現代の東京にタイムスリップ!? 土曜日23:15からNHK総合テレビで放送中のドラマ、「いいね!光源氏くん」。 えすとえむさんの同名漫画が原作だそうです。 いやー、このドラマ、いとをかし! タイムスリップという設定は珍しいものではありませんが...
『家(チベ)の歴史を書く』(朴沙羅・著)
著者の朴沙羅(パク・サラ)さんは1984年生まれの在日韓国人三世。 専攻は歴史社会学です。 韓国語のチベは家という意味ですが 家庭とか家族、一族といったニュアンスを含んでいるように思います。 この書物のことは、新聞の書評欄の広告と著者インタビュー記事で知りました。...