中秋の憶良
昨日は十五夜(旧暦の8月15日)でしたね。 残念ながら夕方から小雨が降りだし、 中秋の名月は見ることができまませんでした。 韓国ではこの旧暦8月15日を秋夕(チュソク)と呼び、 家族が揃ってご先祖の祭祀(チェサ)を執り行う日です。 日本のお盆にあたります。...
連歌 ― 人魚のお寺で
黒岩淳さんが『連歌の息吹 -つながり、ひろがる現代の連歌-』(渓水社)を ご恵送下さいました。ありがとう存じます。 連歌とは、何人かが集まって(この方々を連衆と呼びます) 五七五の短句と七七の長句を交互に付けていく日本伝統の文芸です。 まさに「座の文芸」ですね。...
詩と短歌の会
この夏から始まった「詩と短歌の会」。 月に一度、福岡市中央区薬院の「リード・カフェ」で行われます。 7月に開かれた第1回では、福岡市の出版社、書肆侃々房発行の 「ほんのひとさじ」1号、2号に掲載された短歌を読んでいきました。...
「かりん」9月号
2日に「かりん」9月号が届きました。 YouTubeにアップされている「百年の祭祀(チェサ)よりー短歌ミュージックー」 の公知記事を載せてくださっています。 ありがとう存じます。 ところで、猛暑のこの夏は夜眠るときも朝までエアコンをつけていましたが...
「野うさぎ」
「かりん」の舟本惠美さんが第一歌集『野うさぎ』をご恵送くださいました。 ありがとう存じます。 お礼状をしたため、投函しようと外に出たのは1週間前。 一昨日からこちらはひさかたぶりに気温が30度を下回って一息ついていますが 1週間前はまだ35度前後の日が続いていました。...
家族のうた
18日は「嘉麻のおくら短歌同好会」の短歌講座の日でした。 今月のテーマは「家族のうた」。 母のうたはまた別に取り上げることにして、 今回ご紹介した作品は現代の家族をうたったものや 祖父母、そして父を詠んだものです。 受講者のみなさんからは お母さんのつくるカレーのうた、...
かりん福岡支部 歌会
私の所属している短歌結社「かりん」の福岡支部(かりんZONTAG)は 原則として毎月1回歌会を行っています。 場所は福岡市天神にある赤煉瓦文化館です。 明治時代に日本生命保険株式会社九州支店として建てられたもので 当時の東京駅を設計した辰野金吾が手がけています。...
「かりん」8月号が届きました
「かりん」誌、今月は1日に届きました。 「前月号の十首(岩田欄)」に、次の拙歌が選ばれています。 作兵衛翁残しぬ朝鮮飴売りの「サダー、サダー」の意味わからじと 選は坂井修一さんです。ありがとう存じます。 「かりん」誌での「前月号鑑賞」のリレー執筆、1年目はⅡ欄の担当でしたが...
海のうた
嘉麻のおくら短歌同好会の短歌講座、今月のテーマは「海のうた」でした。 前半は寺山修司の有名なうたや、別れの予感を詠う俵万智さんのうた、 東日本大震災後の釜石まつりを詠んだものなど、 さまざまな作品をご紹介しました。 それぞれのうたから、海の中の漂流物の気分になったり、...
ぎゅっと詰まった贈りもの
歌集や歌書を出版すると献本するならいがあります。 私が所属する短歌結社「かりん」のお仲間がお贈りくださることも多くなりました。 5月は桜川冴子さんの『桜川冴子歌集』と大谷榮男さんの『トンネルの向こう』が、 6月には田村奈織美さんの第一歌集『透明なペガサス』が、...