朝のトントンのうた
本日の「気分が明るくなったうた」は 朝の台所が舞台です。 千六本うまくきざみぬトントンとこんなよき朝われにあつたか 岩田 正 「かりん」の故・岩田正先生の一首。 説明するまでもないと思いますが 「千六本」とは、大根などを細長く刻んだもの。...
帽子の中に秘密があるうた
媼(おうな)。 老婦人。 老女。 親族以外の、つながりが薄かったり、まったく見知らぬ人である場合の、 年齢の高い女性を表すことばはいくつもありますね。 近年心ひかれたうたの中に そういう女性を「おばあさん」と呼んでいるうたが何首かあります。...
春をひらくうた
本日の「明るい気分になったうた」は ティーンの仲間入りをする年代の生徒たちの教室へとご案内します。 あたらしい教科書の匂ひを嗅いでゐる中一の子らよ「はる」を開かう 桜川冴子 上の句で、新学期であることがわかります。 新品の教科書って、独特のにおいがしますよね。...
小鳥のネットワークのうた
本日の「気分が明るくなったうた」は 歌集『匂いむらさき』よりご紹介します。 庭の梅ひらくと見れば目白(メジロ)来ぬ連絡網でもあるかのごとく 浦部みどり 自宅の庭の梅の木に花が咲いたと思うまもなく メジロたちがどこからともなく何羽もやってきた場面です。...
博多の春!シロウオのうた
今月21日から毎日一首、 今まで私が読んで気分が明るくなったうたをご紹介しています。 柳橋市場に今日より解禁のつくしの文字にはねる素魚(しろうお) 間 千都子 シロウオは博多に春を告げる魚。 おどり食いが有名ですね。 柳橋連合市場は福岡市博多区住吉にある昔ながらの市場で...
未来を着るうた
今月21日からご紹介している、「気分が明るくなったうた」。 きのうに続いて俵万智さんのうたをご紹介します。 制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている 俵 万智 入学式のうたですね。 大人の目から見た、入学式の子どもたち。 中学3年間、または高校の3年間に...
そうだバンザイのうた
きのうのブログに綴ったように、 新型コロナウイルスの件で私自身、気分が沈みがちなので こんな時こそ、たとえほんの少しでも うたで明るい気分になれたらと思いました。 それで、今まで私が読んで明るい気分になったうたを ご紹介していくことにしました。 うたを楽しむひとときを...
4月を待つうた
新型コロナウイルスの件で、 おうちにこもりがち、気分は沈みがち。 それはきっと私だけではないでしょう。 ならば、こんな時だからこそ、 ほんの少しでもうたで気分を明るくできないでしょうか。 そう思いついて、 これからみなさまに...
『家(チベ)の歴史を書く』(朴沙羅・著)
著者の朴沙羅(パク・サラ)さんは1984年生まれの在日韓国人三世。 専攻は歴史社会学です。 韓国語のチベは家という意味ですが 家庭とか家族、一族といったニュアンスを含んでいるように思います。 この書物のことは、新聞の書評欄の広告と著者インタビュー記事で知りました。...
井筒和幸監督が筑豊を舞台に映画を計画!
やった! 待ってました! 心の中で思わずそう声を上げました。 井筒和幸監督が、筑豊を舞台に映画を作ろうとしているそうです。 西日本新聞や毎日新聞、読売新聞などの報道によると、 井筒監督は、 直方市出身の歌手、山口吉隆さん(軍鶏SHA・MO・)が作詞作曲した...
